生理用品が渋谷に
2025-10-15 09:19:52

渋谷区で生理用品ディスペンサー設置実証実験が始まります

渋谷区における生理用品ディスペンサーの実証実験の背景と目的



ユニ・チャーム株式会社が、渋谷区の公共施設に生理用品のディスペンサーを設置する実証実験を2025年10月15日から行うことを発表しました。この取り組みは、公共スペースにおける生理用ナプキンの安全で衛生的な取得方法を提供することと、生理や身体に関する正確な知識を広めることを目的としています。

生理の貧困と社会課題への取り組み



最近、生理の貧困という社会問題がクローズアップされています。これに起因する教育や就労の機会における格差も課題となっており、これらに対処するためにユニ・チャームは『どこでもソフィ』というプロジェクトを開始しました。この取り組みでは、学校や企業に生理用品を常備することで、大多数の利用者から「必要な支援」として高く評価されています。

渋谷区と渋谷未来デザインとの連携



この実証実験は、渋谷区と一般社団法人渋谷未来デザインの協力によって推進されています。渋谷未来デザインが目指しているのは、すべての人々が安心して生活できる環境づくりであり、特に「生理の貧困を超えて」というテーマでの議論が進められています。これは、経済的な困難だけでなく、身体に関する情報の不均等や理解の不足が問題視される中で生まれた議論です。

実証実験の詳細と設置場所



この実証実験では、渋谷区内の22の公共施設に生理用品のディスペンサーを設置されます。施設の例として、渋谷区役所、中央図書館、スポーツセンター、児童青少年センターフレンズ本町などがあります。生理用品のディスペンサーには、完全密封型の個包装ナプキンが設置され、衛生的に利用できることが特長です。また、災害時の防災用ストックとしても利用される仕様になっており、地域住民に安心感を提供します。

今後の展望



この取り組みは、単なる生理用品の提供を超えて、学校や職場、家庭での理解を深めるための啓発活動とも連携していく予定です。最終的には「誰もが安心して自分らしく過ごせる社会」を目指す努力が続けられます。

「どこでもソフィ」について



『どこでもソフィ』は学校向けと企業向けのディスペンサーを無償で提供するプロジェクトです。利用者がいつでも生理用品を入手できる環境を整え、「自分らしく、もっと自由に生きられる社会」の実現を目指しています。このプログラムは、最新の情報によって内容が変更・中断される場合がありますので、サイトでの確認をお勧めします。

まとめ



渋谷区の公共施設における生理用品ディスペンサーの設置は、利用者の多様なニーズに応え、社会的な課題に真正面から取り組む意義深いプロジェクトです。ユニ・チャーム、渋谷区、渋谷未来デザインの三者が手を組むことで、より良い未来への一歩が築かれることでしょう。


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会社情報

会社名
ユニ・チャーム株式会社
住所
東京都港区三田3-5-19住友不動産東京三田ガーデンタワー (総合受付41階)
電話番号
03-6722-1019

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