青山商事の挑戦、全従業員を巻き込んだ新たな取り組み
青山商事株式会社が、全従業員およそ6,000名を対象にした新規事業アイデアコンテスト「BLUE OCEAN」を実施することを発表しました。この取り組みは、新たな市場開拓を目指すもので、創業60年を迎えた青山商事が次の60年へと生まれ変わるための重要な一歩です。
「BLUE OCEAN」プロジェクトとは
長年のビジネスウェア業界での実績を背景に、青山商事は今後の方向性として「ビジネスのパフォーマンスを上げるためのパーツを提供する会社」となることを掲げています。これまでの「Red Ocean」から脱却し、「Blue Ocean」へと転換を図るために、「BLUE OCEAN」という名称が選ばれました。このプロジェクトは、社内からのアイデアを集めるだけでなく、外部のパートナーと共創することで新しい価値の創造を目指します。
新規事業アイデアコンテストの詳細
青山商事は、2024年5月には新たな中期経営計画を発表する予定です。それに向けて、新規事業開発やM&A投資を柱とする方針を強化しています。その一環として、「BLUE OCEAN」では新規事業開発に関する基本的な考え方を学ぶウェビナーが配信され、参加者には一次審査を通過した際のサポートも提供されるとのことです。このように、社内の幅広いスタッフから多様な革新的アイデアが寄せられることが期待されています。
特設サイト「BLUE OCEANみらいラボ」も立ち上がっており、ここでは選ばれたアイデアを実現するための共同パートナーを募集します。これは、青山商事の強みを活かし、外部の専門家と連携することで新たな価値を創出しようとする試みです。
特設サイト「BLUE OCEANみらいラボ」の目的
特設サイトでは、社内から選出された革新的なアイデアを実現するための共創パートナーを募集しています。このプラットフォームは、企業やスタートアップ、研究機関など、さまざまな分野のプレーヤーとのコラボレーションを促進し、新しいビジネスモデルの構築を目指します。
お知らせによれば、2024年11月7日から12月31日までの間に、共創パートナーの募集が行われる予定です。この期間に応募した企業との連携を通じて、具体的なアイデア実現が加速されることでしょう。
画期的なビジネス案の例
青山商事から寄せられた10の革新的なアイデアの例には、VR向けのファッション事業や、マタニティファッション、ビジネスの効率化を図るトラベルマネジメントサービスなど多岐にわたります。特に、AIを活用したパーソナライズフィッティングのアイデアは、今後のファッション業界において注目されるでしょう。
TIMEWELLの取り組み
このプロジェクトにおいて、株式会社TIMEWELLは青山商事の運営パートナーとして支援を行います。事業開発ウェビナーの企画・実施や特設サイトの運営など、全従業員を対象にした広いサポートを提供します。TIMEWELLの代表取締役濱本隆太は、この取り組みが日本企業の事業開発の新モデルになると確信を述べています。
青山商事社長の青山理氏は、挑戦を恐れず新しい価値を創造していくことの重要性を強調しており、このプロジェクトが多くの革新的な事業を生み出すことを期待しています。
今後の展望
今後、共創パートナーの募集を通じて、選ばれたアイデアが具体化されていく様子が期待されます。青山商事とTIMEWELLは、今後もこの新たな取り組みを通じて新しい市場を開拓し、ビジネスのさらなる成長を目指します。
最後に
「BLUE OCEAN」は、従業員全員が参加し、新たな事業のアイデアを生み出すというユニークな試みです。このような取り組みが企業文化を豊かにし、未来のビジネスを築く基盤となることを願っています。