最近、DIMENSION株式会社が株式会社ザブーンに追加出資を行ったことが発表されました。ザブーンは、船舶管理プラットフォーム『MARITIME 7』を運営し、海事産業のデジタル化を進めている企業です。このプラットフォームは、慢性的な人手不足や複雑な規制、アナログなオペレーションが多い海事産業の問題を解決するために開発されました。
『MARITIME 7』はクラウドベースのサービスで、内航・外航船向けにさまざまな機能を提供しています。具体的には、船員の労務管理やレポート管理といった機能があり、これにより船舶運航の業務効率が大幅に向上します。また、各機能はアプリ化が進んでおり、WiFi環境が整っていない船舶でもオフラインで利用できるため、現場での実用性が非常に高いことが特徴です。
2022年のリリース以降、6,000名以上の船員がこのプラットフォームを利用している状況です。これは、ザブーンの戸高社長の豊富な現場経験や高品質な開発メンバーによるものです。また、今後は労務管理だけでなく、より多岐にわたるサービス提供を目指していることが、DIMENSIONのさらなる支援を後押ししました。
DIMENSIONは、起業家向けに創業前から出資を行い、事業成長や上場を支援するベンチャー投資ファンドです。同社は、ミッションとして「人・事業・組織に向き合い、まっすぐな志が報われる社会を創る」ことを掲げています。過去には、24社に出資し、その中から3社が上場を果たしています。
DIMENSIONの出資は、ザブーンが海運産業をより魅力的にするための支援を目的としています。投資先の成長に対して深い理解を持ち、多方面からのサポートを 提供することで、企業のさらに大きな成長を目指します。今後も、DIMENSIONは高い志を持って経営に取り組む起業家を励まし続け、企業の発展を支援していく意向を示しています。
詳しい情報については、ザブーンのプレスリリースや公式ウェブサイトをご覧ください。これにより、DIMENSIONとザブーンがどのように手を携え、海事産業の未来を切り拓いていくのかの一端を垣間見ることができるでしょう。