Shizen Connectと東京ガスが共同で技術実証を実施
株式会社Shizen Connect(以下、Shizen Connect)は、東京ガス株式会社(以下、東京ガス)と共同で、2025年11月に低圧リソースを活用した需給調整市場の一次オフライン枠向けの制御技術実証を行うことを発表しました。この取り組みは、2050年のカーボンニュートラル達成を見据え、再生可能エネルギーの導入と電力系統の安定化を両立させるための重要なステップです。
2050年に向けた挑戦
再生可能エネルギーの導入が進む中、エネルギー供給の安定化が求められています。この課題に対する一つの解決策として均等に分散管理する「VPP(仮想発電所)」があります。特に、自宅の蓄電池などの低圧リソースを統合して活用する低圧VPPは、その大きな供給量の潜在性から期待されています。さらに、2026年度には需給調整市場での低圧リソース利用が解禁される予定であり、その準備も進められています。
小売電気事業者との連携
Shizen Connectは、2023年5月に小売電気事業者のための「機器制御型DR支援サービス」を提供開始しました。このサービスを用いる小売電気事業者の市場シェアは既に36%に達しています。家庭用蓄電池やエコキュートを制御することで、需給のピークカットや、電力の需給バランスの調整を行っています。
新しい実証に向けた取り組み
今回の技術実証では、東京ガスが家庭用蓄電池を含む検証環境を提供し、Shizen Connectが設計したエネルギー管理システム「Shizen Connect」を利用して家庭用蓄電池の遠隔制御を行います。特に、周波数計測やデータ収集など、多様な内容を含むこの実証は、技術的な課題を洗い出すことを目的としています。
将来に向けた展望
Shizen Connectはこの技術実証の結果をもとに、2026年に予定される商用化に向け更なるトライアルを行う計画です。事業の運用フローなどを整備し、いよいよ低圧リソースの活用が解禁されるタイミングで、需給調整市場向けの制御サービスを提供することを目指しています。
Shizen Connectは、脱炭素化社会の実現に向けて、より多くのパートナーと協力しながら取り組みを進めていく意向です。今後も、先進的なエネルギー管理システムを通じて、再生可能エネルギーの普及に貢献する姿勢を崩しません。