志摩市津波避難訓練
2025-08-07 15:49:30

三重県志摩市で実施された津波避難訓練におけるドローン実証実験の詳細

三重県志摩市での津波避難訓練



三重県志摩市は8月3日、津波等の自然災害に備えるための津波避難訓練を実施しました。この訓練は、南海トラフを震源とする巨大地震を想定し、市内の主要な海岸エリアで行われました。特に注目されたのは、ブルーイノベーション株式会社が提供する「BEPポート|防災システム」を利用したドローンによる避難広報の実証実験です。これにより、海水浴客や漁業者などに対して、迅速に避難指示を届ける新たな手段が検証されました。

訓練の目的と概要



この訓練の主な目的は、志摩市に訪れる観光客や地元の住民の防災意識を高めること、そして大規模災害発生時における避難体制の迅速化です。訓練は、国府地区と志島地区の海岸を中心に展開され、午前10時から約1時間にわたり実施されました。

訓練中には、手動サイレンや拡声器、津波避難用の閃光灯、さらには海上巡視艇やドローンを駆使して警報が発信されました。参加者の多くは、サーフィンを楽しむ観光客から漁業に従事する地元の人々まで幅広く、避難の必要性や手順が周知されました。

実証実験の詳細



ブルーイノベーションのドローンは、海岸線を約1.8キロメートルにわたり、自動飛行しました。飛行速度は8メートル毎秒、高度28メートルで設定され、上空から音声情報を発信し、現地のリアルタイムな避難情報を提供しました。このシステムにより、訓練参加者は効率的かつ安全に避難することができました。

新たな防災ソリューション



今回の訓練に使用された「BEPポート|防災システム」は、全国瞬時警報システム(Jアラート)とも連携し、災害時における情報伝達や避難誘導を自動化する次世代型のソリューションです。このシステムは、すでに宮城県仙台市と千葉県一宮町に導入されており、これまでの実績も踏まえて新しい災害対応の形を提案しています。ドローンによる音声広報や避難誘導は、他の避難手段と組み合わせることで、さらなる効果が期待できます。

訓練の成果と今後の展望



今回の避難訓練は、志摩市における防災力向上に向けた重要なステップとなりました。ブルーイノベーションは今後も自治体や公共団体との連携を進め、災害発生時の迅速な情報伝達や広域避難支援をさらに強化していく方針です。地域住民や観光客への防災意識の啓発を続けることで、安全な地域社会の実現を目指します。

会社情報



ブルーイノベーション株式会社は東京都文京区に本社を置き、1999年に設立されました。ドローンやロボットを活用した様々なソリューションの開発・提供を行っており、今後も新技術の導入を通じて地域の安全確保に貢献していくとしています。私たちの生活がより安全で安心できる環境となるよう、さらなる革新を期待したいものです。


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会社情報

会社名
ブルーイノベーション株式会社
住所
東京都文京区本郷5-33-10いちご本郷ビル4F
電話番号
03-6801-8781

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