記名式「Suica」と「PASMO」の発売再開
2024年9月1日(日)より、記名式の「Suica」と「PASMO」カードの発売が再開されることが決定しました。これは長らく続いた半導体不足による影響からの回復があったためです。また、現在も継続している小児用カードや障がい者用カードについては、新規発売や再発行サービスも変わらず行われます。
ただし、無記名式の「Suica」と「PASMO」に関しては、供給不足のため引き続き発売中止となる見込みです。無記名式カードを希望するユーザーには、依然として不便を強いることになりますが、どうかご理解いただければと思います。
発売再開日と対象商品
記名式「Suica」、「りんかいSuica」、および「PASMO」カードが対象となります。しかし、無記名式「Suica」、「りんかいSuica」、そして「PASMO」については、今後の状況次第では再度中止となる可能性も含まれていますので注意が必要です。
Suicaのサービス拡大
「Suica」サービスは2023年5月27日から青森エリア、盛岡エリア、秋田エリア、そして2024年3月16日からは山形県へも拡大されています。これにより、これらのエリアにおいても設定を変更し、記名式カードのみが発売されることになります。これまで無記名式カードも購入可能でしたが、今後は記名式のみに統一されることが発表されました。
また、訪日外国人旅行者向けには「Welcome Suica」が2024年9月1日から利用可能になり、主要な交通ハブでの発売が見込まれています。これにより、海外からの旅行者にとっても利便性が向上するでしょう。
PASMOサービスについて
「PASMO」についても一部無記名カードの購入は引き続き可能です。ただし、具体的な発売箇所は各事業者ごとに異なるため、注意が必要です。最近好評を得ていた「PASMO PASSPORT」は、発売を終了したとのことです。今後も訪日外国人向けのサービス改善に努めていく姿勢が伺えます。
モバイルサービスのすすめ
また、SuicaやPASMOを新しく利用したい方には、スマートフォンでの「モバイルSuica」及び「モバイルPASMO」がオススメです。これにより、デポジット500円が不要で、通勤や通学定期券の購入が可能になります。この機会にモバイルサービスへの切り替えを考えてみるのも良いでしょう。
結論
記名式の「Suica」と「PASMO」カードが再発売されることは、さまざまなニーズに応える大きな一歩となります。しかし、無記名式カードの継続的な販売中止は、残念ながら改善が見込めない点です。今後の状況を見つつ、より良いサービスが提供されることに期待しましょう。