千葉県睦沢町とキャンプ用品メーカーが災害時支援協定を締結!
千葉県のキャンプ用品メーカー株式会社UJackは、2024年1月18日、睦沢町と「災害時におけるテント等の提供に関する協定」を締結しました。この協定は、地震や風水害などの災害が発生した場合、同社が保有するテントや寝袋、コットなどのキャンプ用品を睦沢町に提供することを目的としています。
UJackは、近年増加している自然災害への備えとして、自社の強みであるキャンプ用品を地域貢献に役立てたいと考えています。同社が2023年9月に新設した佐貫区にあるUJack佐貫工場には、災害時に役立つ様々なキャンプ用品が常時保管されています。
提供されるキャンプ用品は、避難所生活の快適性を高めるためのアイテムが揃っています。たとえば、プライバシー確保やセキュリティー対策に役立つ2ウォール2ルーム仕様のワンタッチテント、寒さ対策に有効な寝袋、屋内外で使用可能な折りたたみ式ベッドであるコット、明るさ確保やスマホ充電に便利なランタンなどが挙げられます。
特に注目すべきは、同社が独自に開発した難燃TCコットです。このコットは、高さ調整が可能で、ベンチや荷物置きとしても活用できます。また、コットン生地配合により、空調が効いていない場所でもムレにくく、難燃素材の使用によって火災のリスクも軽減します。
さらに、快適な睡眠環境を実現するために、人間工学設計に基づいたウレタンワイドピローも提供されます。このピローは、コンパクトに保管でき、従来のエアーピローとは全く異なる寝心地を提供します。
UJack佐貫工場は、使用が想定される公民館や学校などの避難所からわずか15分圏内に位置しているため、有事の際には迅速な物資提供が可能です。
キャンプ用品で避難所生活を快適に
株式会社UJack代表取締役の佐藤和樹氏は、今回の協定締結について次のようにコメントしています。
弊社は千葉県を代表するキャンプ用品メーカーとして、今後も各市区町村との官民連携を深め地域社会に貢献し必要とされる会社を目指しております。
近年では自然災害も多く発生しており、本年においても能登半島地震が最も記憶に新しいところです。
各所報道の状況から特に避難所におけるプライバシーの確保やセキュリティー不安、その他食糧不足や防寒対策といった部分で多くの課題があります、弊社ではその一部をキャンプ用品の有効活用によって大きく改善できる可能性があると考えており、有事の際には弊社で常時保管しているキャンプ用品を使用することで避難所生活を少しでも快適にしたいと考えております。
避難所生活そのものが大きなストレスを抱えてしまうものですが、特に睡眠環境を改善することで得られる効果は大きいと思います。
ストレスがかかる環境においては特に女性や子供のプライバシーをパーソナルスペースとして確保することが、性犯罪などの二次被害から守るために必要なことだと考えます。
本協定の締結において、弊社で製造するキャンプ用品が今後起こりうる有事の際、活躍できることに誇りをもって今後も事業活動に取り組んでいきたいと思います。
UJackは、今回の協定締結を通じて、地域社会の安全・安心に貢献していくことを目指しています。同社のキャンプ用品が、災害発生時の避難所生活を少しでも快適にすることを期待しています。
株式会社UJackについて
株式会社UJackは、2012年に創業したキャンプ用品メーカーです。同社は、「自然と繋がる」「人を結ぶ」という企業理念のもと、新世代のアウトドアカンパニーとして、モノづくりとコミュニティーづくりに取り組んでいます。
UJackは、キャンプを通して自然と触れ合い、現代社会のストレスから解放される喜びを多くの人に伝えたいと考えています。同社の製品は、機能性とデザイン性を兼ね備え、幅広いユーザーから支持を得ています。
今後もUJackは、地域社会との連携を強化し、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。