誰も取り残さない防災
2026-09-01 15:23:38

防災週間に学ぶ、誰も取り残さない防災のあり方

防災週間に実施された「DEI視点の防災研修」



2023年8月31日、防災週間に合わせて、東京都豊島区の人気スポット・サンシャインシティで特別な防災研修が行われました。この研修は、公益財団法人日本財団パラスポーツサポートセンター(以下、パラサポ)の「DEI視点の防災研修」として実施されたもので、年間3,000万人が訪れるこの大型複合施設において、災害時に「誰も取り残さない」視点を学ぶ貴重な機会となりました。

目指すは全員の安全



研修の第一部は、「あすチャレ!Academy」防災編として位置付けられ、講師には、阪神淡路大震災を経験したパラパワーリフティングの現役選手・山本恵理さんが登壇しました。このプログラムは、発災後100時間以内のシナリオをシミュレーションし、参加者が直面する可能性のある出来事を想定しつつ、グループワークを通じてより具体的な防災の対応策を考える内容でした。

サンシャインシティグループの関係者たちが参加し、その数は27名にのぼりました。この研修を通じて、彼らは利用者により良い支援を行うための具体的なアイデアを生み出そうと奮闘しました。

参加者の声



参加者の一人、サンシャインエンタプライズスカイゲストコミュニケーション部の近野さんは、「展望台にある優先トイレの数だけでは不十分で、さらなる工夫が必要だ」と述べ、排泄に関するサポート方法が課題となったことを共有しました。また、対策を考える上で、実際にトイレを見学しながら、どのような課題が存在するのかをグループで話し合ったことが印象に残ったようです。

玉田さんという別の参加者は、「避難訓練だけでは全員へのアプローチが不足している」と気づき、どのような声がけが重要かを再考するきっかけとなったと振り返りました。特に、障がい者や視覚障がい者、高齢者に対する配慮が必要であり、備蓄品の保管場所を把握することの重要性にも気づかされたと言います。

DEIの重要性



この防災研修は、単に業務を効率よく運営するためだけではなく、「誰も取り残さない」というDEI(多様性、公平性、包括性)の考え方を組み込むことが求められています。サンシャインシティの久保木さんは、現場の人々が高齢者や妊婦さんたちのニーズを理解し、日常的にそれを考慮することが大切だと感じたと語りました。

今後の展望



防災研修を通じて得た知見をどのように活かすかが重要です。久保木さんは、研修の内容が現場に持ち帰られ、訓練の際に役立てられることを期待しています。また、今後はこれらの研修を通じて、社会全体の意識が高まり、すべての人がつながり支え合う防災の実現が可能になることを願っています。

「あすチャレ!Academy」防災編とは



「あすチャレ!Academy」は、障がい当事者のリアルな声を年配者や妊婦、インバウンドの方々にも広く届けるための研修プログラムです。2016年にスタートし、全国で3万人以上が参加しています。今回のような防災編は、全員がつながる防災のあり方を考える場として設計されています。

今後も引き続き、DEI視点を取り入れた防災の重要性を広め、社会のあり方を変える努力が求められています。


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会社情報

会社名
公益財団法人 日本財団パラスポーツサポートセンター
住所
東京都港区赤坂1-2-2日本財団ビル4F
電話番号
03-6229-3721

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