ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクトについて
日本ユネスコ協会連盟は、株式会社三菱UFJ銀行の協力を受けて、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた「持続可能な開発のための教育(ESD)」を実践するユネスコスクールを対象に助成金を提供しています。この取り組みは2009年から始まり、今回で第12期を迎えます。
募集内容と条件
助成対象となるのは、国内のユネスコスクール加盟校です。具体的には、ESDを実施するための教材購入やプログラム運営に必要な経費が対象となります。
- 10万円枠(おおよそ70校)
- 30万円枠(おおよそ5校)
- - 募集期間:2020年12月7日(月)から2021年1月8日(金)正午まで(データ提出のみ)
参加希望の学校は、詳細を
こちらで確認できます。
ユネスコスクールとは
ユネスコスクールは、UNESCOの理念に基づき、世界の教育機関が連携して持続可能な未来を目指す共同体です。2019年11月時点で、日本国内には1,120の学校が加盟しており、幼稚園から大学まで幅広く活動しています。
これまでの成果
2019年度には115の学校が活動し、参加する児童生徒数は2万1736人に達しました。これまで助成を受けた学校の累計は973校にのぼります。ここでは、過去の実践例を紹介します。
1. 羅臼町立羅臼小学校の取り組み
この学校では、地元の特産である「羅臼昆布」をテーマにした探求学習を行いました。昆布の生態や自然環境、製品化、流通について深く学ぶことで、故郷に対する理解を深める機会となりました。助成金はフィールドワークの交通費、講師料、図鑑制作などに使用されました。
2. 多摩市立東寺方小学校の取り組み
この学校では、学校林「ひのきの森」をテーマに活動を展開し、再生可能エネルギーを活用したイルミネーションや森のマップ作りに取り組みました。助成金は、必要な機材や消耗品の購入に充てられました。
SDGsとESDの重要性
「持続可能な開発目標(SDGs)」は、2030年を目標に、誰一人取り残さない社会を実現するために国際社会が共に取り組むべき17の課題から成り立っています。これに対して教育の重要性を示すのが「持続可能な開発のための教育(ESD)」です。ESDは、国連総会での採択を受け、UNESCOが主導する教育プログラムとして広まりつつあります。
詳しくは、
こちらをご覧ください。
お問い合わせ先
今回のプロジェクトに関するお問い合わせは、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟の事業部「ユネスコスクールSDGsアシストプロジェクト」までどうぞ。
この機会に、多くの学校がSDGsに取り組むきっかけを得ることが期待されています。また、ユネスコ協会は教育と環境保護など、幅広い活動を通じて持続可能な未来を目指しています。