梅の香りを楽しむ新たなジン「mume GIN」
KURAND株式会社は、2025年の10月30日からオンライン酒屋「クランド」にて、「mume GIN」と呼ばれるクラフトジンを発売することを発表しました。このジンは、日本人に親しみのある果実、梅に焦点をあてたもので、特にその香りに特化した商品となっています。
梅酒の枠を超える新たな楽しみ
これまで梅は梅酒として楽しまれることが多く、その酸味が主に評価されてきました。しかし、梅にはそれだけではなく、フルーティな香りという魅力も秘めています。そこで、人気の梅酒「mume」の開発を手掛けた中野BCが、この「mume GIN」も手掛けることになりました。彼らは香りの抽出について3年にわたり研究を進め、極めて希少な梅「翠香」の香りをギュッと詰め込むことに成功しました。
3つの特筆すべきポイント
「mume GIN」には、他にはない魅力がいくつかあります。一つ目は、希少な品種「翠香」を100%使用していることです。この「翠香」は、農研機構によって開発された新しい品種で、上品で華やかな洋ナシのような香りが特徴です。流通量は少なく、梅ジュース用途に限定されるため、非常にレアなボトルになるでしょう。
二つ目は、最も香りを引き出すための実の選び方にこだわった点です。中野BCは、様々な熟度や収穫方法の梅を徹底的に比較し、青梅を入荷したその日に漬け込み、追熟処理を行う方法を採用しました。こうすることで、香りが最も引き立つように設計されています。使用されるボタニカルには、ジュニパーベリー以外のものは使われておらず、梅そのものの香りを楽しむことができます。
三つ目は、抽出方法に対するこだわりです。翠香の香り成分は、熱や酸に敏感なため、梅の入荷日に漬け込み、さらに低温で抽出する減圧蒸留を用いることで、香りを丁寧にボトルに閉じ込めることに成功しました。これにより、香りそのものを楽しむことができます。
商品情報と販売について
「mume GIN」は、500mlでアルコール度数は47%となっています。価格は、超早割が5,090円(税込)で販売され、オンライン酒屋「クランド」で10月30日から11月20日までの期間中に販売されます。また、様々なセット商品も用意されており、楽しみ方も多様化しています。
さらに気になるのは、その発送時期です。2026年の1月下旬以降、順次発送される予定ですので、購入を検討されている方は早めにチェックしてみてください。
オンライン酒屋「クランド」は、500種類以上のクラフト酒を取り扱い、多彩なジャンルの酒に出会える場所として知られています。「mume GIN」を通じて、さらに新しい梅の魅力を体験してみてはいかがでしょうか?そのユニークな香りを楽しむことで、梅の新たな側面を発見できることでしょう。