メルカートが進化、GMOペイメントゲートウェイと連携
日本において、キャッシュレス決済の流れが加速しています。2023年の国内のキャッシュレス決済比率は39.3%に達し、多くの企業や消費者がさまざまな決済手段を利用しています。この背景を受けて、株式会社エートゥジェイは、自社が提供するクラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」と、GMOペイメントゲートウェイ株式会社との連携を開始しました。この連携により、メルカートを利用したECサイト運営者は多様な決済手段をよりスムーズに導入できるようになります。
連携の目的とメリット
日本では多様な決済手段が存在し、ECサイト運営者にとってはどの決済手段を採用するかが重要な課題です。従来、決済手段を追加するには、システム連携開発が必要であり、1〜3ヶ月の時間を要することが一般的でした。しかし、GMO-PGが提供する「OpenAPIタイプ」を利用することで、追加コストは従来の10分の1に削減できる見込みです。
この新しい連携により、ECサイト運営者は市場トレンドや顧客ニーズに応じた決済手段を迅速に取り入れ、テストマーケティングも行いやすくなります。その結果、顧客に最適な決済方法を提案することができ、売上向上につなげることが期待されています。
導入可能な決済手段について
新システムでは、以下の決済手段が利用可能です。
- - クレジットカード決済
- - コンビニ決済
- - Pay-easy
- - PayPay
- - 楽天ペイ
- - au PAY
- - Amazon Pay
- - メルペイ
上記の決済手段は今後も拡充されていく予定で、より多くの選択肢が提供されることになります。
メルカートとは?
メルカートは、国内でのECサイト構築実績がNo.1を誇る「ecbeing」を基にした、販促とCRM機能を備えたクラウド型プラットフォームです。2023年7月にはシステムを全面的に刷新し、ユーザーインターフェース(UI)の使い勝手やセキュリティが強化されました。これにより、ECサイト運営における課題を解決するための専門チームがサポートを提供し、成功に向けた最適な環境を整備しています。
また、メルカートは低コストかつ短期間での「ecbeing」への移行も可能であり、事業規模に応じた柔軟な対応が求められる現代のEC市場において、強力なサポートを提供しています。
企業情報
GMOペイメントゲートウェイ株式会社は、1995年に設立され、非常に多くの決済関連サービスを提供しています。一方、株式会社エートゥジェイは2007年に設立され、ECサイト構築や導入支援を中心に事業を展開しています。両社共に東京都内を拠点にしており、会員サイトの運営やコンテンツマーケティングにも力を入れています。
今後の展望
今回の連携によって、より多くのECサイト事業者が簡単に多様な決済手段を取り入れることが可能になります。これは単なる決済手段の増加にとどまらず、顧客体験の向上にも寄与するでしょう。エートゥジェイとGMO-PGの今後の展開に、業界のみならず消費者も期待が寄せられています。