デサイロ新レーベル
2024-10-16 15:48:37

新興コンテンツレーベル「De-Silo Label」始動!人文とアートが交差する書籍が登場

新たな知の流通を創出する「De-Silo Label」


一般社団法人デサイロが2024年9月に新たに設立したコンテンツレーベル「De-Silo Label」についてお伝えします。この新しい試みは、人文・社会科学の研究者とアーティストが協力し、生み出す知の流通を目指すアカデミックインキュベーターとしての役割を果たします。

論集の概要


新レーベルの第一弾となる書籍『生の実感とリアリティをめぐる四つの探求──「人文・社会科学」と「アート」の交差から立ち現れる景色』は、磯野真穂、柳澤田実、山田陽子、和田夏実の論考、そして山内マリコ、李琴峰、松田青子による短編小説が収められています。この書籍は、2024年4月に開催された「DE-SILO EXPERIMENT 2024」というイベントの成果も反映されています。イベントでは、「研究」と「アート」がどのように交わるかを探求し、2日間にわたって多様な表現の可能性を考察しました。

研究の背景


デサイロは、設立時から「人文・社会科学とアートの協働」に重きを置いており、さまざまなテーマを設定して研究活動を展開してきました。本書では、現代社会を生きる私たちが抱える問いや問題について、四人の研究者の視点から探求がなされています。

  • - 磯野真穂は「21世紀の理想の身体」をテーマに、身体に関する科学や技術の発展について考察。
  • - 柳澤田実は「私たち性 we-nessの不在とその希求」を議論し、個の心理や文化的背景に迫ります。
  • - 山田陽子は「ポスト・ヒューマン時代の感情資本」に焦点を当て、現代社会における感情の扱いを分析。
  • - 和田夏実は「生きているという実感が灯る瞬間」を探り、具体的な事例や体験から生の実感を探求します。

コラボレーションの魅力


このプロジェクトでは、研究者だけでなく、作家たちとも積極的にコラボレーションが進められました。例えば、小説家の松田青子さんは自身の関心を反映させながら、未来の身体像について考察した作品を執筆。また、山内マリコさんは研究テーマに触発されて創作を行うことで、自身の表現が次なるステップへと拡張される喜びを感じたと語っています。これらのコラボレーションは、さまざまな視点から「生とは何か」を深める貴重な機会となっています。

限定販売の特徴


本書は1,000部のみの限定版として発行され、一般販売は行われません。書籍を受け取るためには、1万円の寄付が必要で、その寄付はデサイロの活動に共鳴する方々による支援に繋がります。

まとめ


「De-Silo Label」の立ち上げは、単なる出版事業にとどまらず、人文・社会科学とアートの新たな可能性を切り拓く試みと言えるでしょう。興味のある方は、ぜひこの限定書籍をぜひ手に取って、自らの思索に役立ててください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

会社情報

会社名
デサイロ
住所
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: アート デサイロ 人文

Wiki3: アート デサイロ 人文

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。