上野東照宮で彩られた節分祭の魅力
2024年2月1日、上野東照宮の神楽殿で行われた「令和七年 上野東照宮 節分祭 “黒”福豆まき」は、大勢の参加者で賑わいを見せました。昨年に引き続き、TBSテレビの宇賀神メグアナウンサーが登壇し、巫女姿で豆まきの盛り上がりを引き立てました。このイベントは、「黒豆奉納実行委員会」主催で、和食文化の継承と地域の特産品である丹波黒大豆の魅力を広めることを目的としています。
イベントの背後にある熱い思い
実行委員会の設立は、世界文化遺産に登録された和食文化が10周年を迎えた2023年にさかのぼります。特に、日本の伝統的なおせち料理に欠かせない黒豆の良さや栄養、美味しさを知ってもらおうとする取り組みから始ました。毎年12月には、兵庫県産の丹波黒豆を奉納する「黒豆奉納式」が行われており、地域の文化の重要性を広めています。
今回の節分祭では、黒豆の良さを再認識する機会を設けるため、上野東照宮・神楽殿に多くの参加者が集まりました。宇賀神メグアナウンサーは「上野東照宮一日巫女」として登場し、豆まきの際には“黒”福豆をまく特別な役割を果たしました。「昨年の豆まきでは黒豆を使用したので、今年もその流れで行います」とのコメントを寄せ、来場者と共に願いを込めて福豆をまきました。
楽しみながら伝統を学ぶ
豆まきの後には、「まめっ子くん」という和食作法継承キットを使った“黒豆つかみゲーム”が開催され、参加者は楽しみながら箸の使い方を学びました。イベントには大勢の人々が参加し、賑やかな雰囲気の中、黒豆やその歴史についてのオリジナル小冊子が配布されました。また、特別な黒豆御守りとともにフジッコが提供した丹波黒黒豆がセットになった「ふるまいセット」も、大好評のうちに数量限定で提供されました。
宇賀神メグさんの活躍
宇賀神メグ(うがじんめぐ)さんは、1995年生まれの埼玉県出身で、2018年にTBSテレビに入社しました。過去には情報番組「ひるおび!」やバラエティ番組「王様のブランチ」などを担当。現在では「THE TIME,」や「人生最高レストラン」などの人気番組に出演しています。特技はエレキギターで、趣味も多岐にわたる彼女の魅力がイベントにさらなる華を添えました。
このようにして、上野東照宮での「黒福豆まき」は、地域おこしと日本の食文化を楽しむ素晴らしい機会となりました。参加者は皆、心に残るひとときを過ごし、伝統の大切さを実感したことでしょう。