Tリーグで手話実況が実現!岡山放送がインクルーシブな卓球観戦を実現
11月4日に行われたTリーグの試合「岡山リベッツ vs 金沢ポート」で、地元の岡山放送が地上波中継を実施し、Tリーグ史上初となる手話実況に挑戦しました。
岡山放送は、情報から誰も取り残されない社会の実現を目指し、30年以上手話放送を行っています。そして、ろう実況者の育成組織「OHK手話実況アカデミー」を設立。今回の放送では、チーム名「岡山リベッツ」を表す手話表現を、チーム名の由来や思いなどを盛り込み、岡山リベッツの選手とろう者が協力して考案しました。さらに、声援と手話を組み合わせた「岡山リベッツ オリジナル応援手話コール」を開発するなど、準備を重ねて本番に臨みました。
試合中の臨場感あふれる手話表現は、障がいの有無に関わらず、誰もが卓球の魅力を感じられるものとなっています。
今回の手話実況は、第2マッチの第3、4ゲームがTリーグのYouTubeチャンネルで特別公開されています。スポーツ観戦の新しいスタイルとして、ぜひご覧ください。
岡山放送の手話実況への取り組み
岡山放送は、長年手話放送に取り組むことで、ろう者の方々にとって重要な情報へのアクセスを確保してきました。今回の手話実況は、その取り組みの一環として、スポーツの分野でもインクルーシブな観戦環境を実現しようとする試みです。
手話実況を通して、ろう者の方々がスポーツをより楽しめるようになり、聴覚障がい者と健聴者の垣根を越えた共存社会の実現に貢献していくことが期待されます。
Tリーグにおける手話実況の意義
Tリーグにおける手話実況は、スポーツの観戦をより多くの人が楽しめるようにするための重要な一歩です。障がいの有無に関わらず、誰もがスポーツの魅力を共有できる環境づくりは、今後のスポーツ界全体の課題でもあります。
岡山放送の手話実況は、その課題解決に向けて大きな一歩を踏み出しました。今後のTリーグにおける手話実況の普及に期待したいところです。