舞台『なくなるカタチとなくならないキモチ』の魅力
第4回横浜桜座プロデュース公演『なくなるカタチとなくならないキモチ』が、2022年10月に開催されます。この公演は、障がいを抱える人々の思いを描いた感動的な舞台です。実際に2011年3月11日に発生した東日本大震災を背景にしたストーリーで、忘れられない出来事と向き合うすべての人々に共感を呼びかけます。
ストーリーの背景
物語は、東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故という未曾有の危機に直面した人々の姿から始まります。この大災害によって多くの人々が避難を余儀なくされ、特に障がいを有する人々は故郷を追われ、厳しい現実に直面しました。主人公、障がい者施設で働く早見千絵(南野陽子)は、震災後に避難解除された楢葉町に真っ先に戻り、り帰還する障がい者たちのための場所を用意しました。
今作のテーマ
この作品は、障がい者に関わらず、すべての人が抱える傷と希望を描きます。物語では、早見がジャーナリストの甲本に彼女の実体験を語り、その中で人々の生きる力や失ったものへの思いが語られます。生き残った人々と、そうでない人々がともに未来を見つめ直す過程は、多くの観客に深い感動を与してくれることでしょう。
参加する南野陽子さんのメッセージ
南野陽子さんは、友人の影響でこの公演に参加した背景について「作品に参加したいと思った」と語っています。また、共演者やスタッフの才能を信頼する中で、観客にも何かを見つけてもらえるような素晴らしい作品になることを期待しています。彼女は「個性や障がいを超えて、人と人との信頼関係を大切にしたい」と強調しています。
公演の詳細
公演は、下北沢駅前劇場、横浜ラポールラポールシアター、大阪インディペンデントシアター2ndの三つの会場で行われます。開催日は以下の通りです。
- - 下北沢駅前劇場:10月7日(金) ~ 16日(日)
- - 横浜ラポールラポールシアター:10月18日(火) ~ 19日(水)
- - 大阪インディペンデントシアター2nd:10月21日(金) ~ 23日(日)
チケットは全席指定で、一般料金は6,000円。特別割引としてユース割と障がい者割も用意されています。観劇を希望する方は、イープラスやグランツから購入が可能です。
最後に
この舞台は、障がいを持つ人々の想いや経験を知る絶好の機会です。「なくなるものと残るもの」をテーマにした作品は、観客に貴重な気づきを与えてくれるでしょう。心を打つストーリーを通じて、多くの人々にこの舞台を体験してほしいと思います。
ぜひ、劇場で直接感じる、その一瞬の感動を味わってみてください。