医療スタートアップInnoJin、白内障診断アプリの開発支援を受ける

医療スタートアップInnoJin、注目の新プロジェクト

医療業界に革新をもたらそうとするInnoJin株式会社が、令和6年度の「高齢者向け新ビジネス創出支援事業」に採択されました。東京都文京区に本社を置くこの企業は、医療とヘルスケアをITで支える新しいソリューションの開発に力を注いでいます。この人気の高まるプロジェクトでは、特に視力低下に苦しむ高齢者や受診が困難な患者に焦点を当てた診断システムを開発する計画です。

受診困難な患者へのソリューション

InnoJinが取り組むのは、「スマホアプリ型白内障診断補助用プログラム医療機器」という新たな技術です。これは、高齢者や日常生活に制約を受けている患者が医療機関に受診するのが難しいという現状を踏まえ、いつでもどこでも簡単に白内障の診断ができるよう開発されたものです。

このプロジェクトは、東京都と公益財団法人東京都中小企業振興公社からの支援を受けることにより、より多くの人々に安全で高精度な医療サービスを提供することが期待されています。助成金額は750万円で、助成率は3分の2以内となっています。

今後の展望

InnoJin株式会社は、スマートフォンを活用した白内障の診断機能を患者の生活圏に届けることを目指しています。本アプリを通じて、患者一人ひとりが適切な医療を受けられる環境を整えることが重要です。特に高齢者や寝たきりの方々にとっては、大きな助けとなることでしょう。

遠隔診療を実現することで、診断の迅速化とともに、患者の生活の質を向上させることを目指し、InnoJinは積極的に研究開発を続けていくとのことです。