ダスキンとナッシュ、資本業務提携の背景
大阪を拠点とするナッシュ株式会社が、株式会社ダスキンと資本業務提携を行うことが発表されました。この提携は、2025年7月24日付で契約が締結される予定です。両社はそれぞれの強みを活かし、新たな市場開拓を目指します。
提携の目的
ナッシュ株式会社は「世界中の人々が健康で豊かに生活できる未来を届ける。」という理念のもと、冷凍宅配弁当サービス「nosh」を展開しています。この提携は、ナッシュがより多くの顧客にサービスを届けるための戦略の一環です。
ダスキンは、地域密着型の販売網を持っており、ナッシュのサービスをまだ体験していない顧客層にリーチする手がかりとなるでしょう。両社の提携は、ダスキンの長期経営戦略である「Do-Connect」とも重なり、社会課題の解決を目指す新たな事業の開発へと繋がります。
提携内容
本提携により、ナッシュとダスキンは互いの顧客基盤やノウハウを活用して新たなサービスを展開することを目指します。具体的には、両社の商品やサービスを相互に提供し、各社の強みを融合させることで、より多くの顧客に価値を提供するよう努めます。
ダスキンについて
株式会社ダスキンは、大阪府吹田市を本社に置き、ダストコントロール市場で国内シェアを誇る企業です。家庭市場で約90%、事業所市場では約53%のシェアを有しており、業界のリーダー的存在となっています。また、フードサービス事業の展開として「ミスタードーナツ」なども運営しています。
ナッシュの特徴
ナッシュ株式会社は、大阪府大阪市で設立された企業で、主に冷凍宅配弁当サービス「nosh」を提供しています。2018年にサービスを開始し、2025年6月までに累計販売数量が1.3億食を突破するなど、急成長を遂げています。ナッシュでは、ユーザーからのフィードバックを受けて商品の改良を行いつつ、飽きずに楽しめるようにラインアップの充実にも注力しています。
未来への展望
今回の提携によって、ナッシュはダスキンの持つ地域のネットワークを活用し、より多くの顧客に健康で豊かな食生活を提供することを目指しています。一方で、ダスキンはナッシュとの連携を通じて、さらなるサービスの向上と相互のブランド認知を高め、新規顧客の獲得に繋げることができるでしょう。
この資本業務提携は、両社にとって新たな価値創造の契機となることが期待されており、今後の展開から目が離せません。