世界初のパーソナライズドリンク体験を提供するNOMUが4億円超の資金調達に成功

世界初のドリンク体験"NOMU"が資金調達に成功

近年、飲料業界において革新的な技術が求められる中、NOMU ENTERPRISE合同会社が注目を集めています。この企業は、パーソナライズされたドリンク体験を提供するために独自開発したリユースカップ式ドリンクマシン「NOMU POD」を開発し、事業を拡大するためにシードラウンドで4億5千万円の資金調達を実施しました。これにより、累計調達金額は7億5千万円に達し、今後の展開が期待されます。

NOMUのビジョン

NOMUは、「Freedom in Every Sip（自由な一杯）」の理念のもと、ユーザーが望むドリンクを自分でカスタマイズできる革新的な体験を提供することを目指しています。このシステムは、150種類以上の素材を基にし、甘さやフレーバーを調整したり、サプリメントを追加したりすることが可能で、ユーザーごとに1杯の利用体験が異なるという特長があります。このように、ユーザーは自分の好みやその時の気分に合わせたドリンクを楽しむことができるのです。

資金調達の目的

今回の資金調達により、NOMUは人材の獲得や新しい技術・製品開発を進めることができる他、国内外市場へのサービス拡充をはかる方針です。また、ユーザー体験を向上させるため、NOMUエクスペリエンスストア（仮称）の設立も計画されています。これにより、ユーザーから直接フィードバックを得ることで、サービスの改善を図ります。

環境への考慮

NOMUは、使用するリユースカップ「NOMU TASO」により、プラスチックゴミの削減にも寄与しています。日本では、個々が消費するペットボトルの量が多いことが問題視されていますが、リユースカップを利用することで環境負荷を軽減することが可能です。加えて、アプリに搭載された機能では、どれほどのプラスチックゴミを削減したかを可視化し、ユーザーに持続可能な選択を促します。

技術と体験の融合

NOMUのドリンク体験は、オリジナルアプリと連携しており、ユーザーは自分の水分摂取量を管理したり、他のユーザーのおすすめを感じたりすることができます。さらに、AIバーテンダー「NOMUちゃん」がユーザーにアドバイスをし、ドリンクメニューのカスタマイズをサポートします。このように、NOMUはテクノロジーを活用して、従来の自動販売機とは一線を画す多彩な体験を提供します。

未来に向けた展望

代表の森國麦氏は、NOMUが新しい次世代飲料体験を提供することに期待をかけています。そして、技術革新により、リユースエコシステムを日本及び海外のコミュニティに広める計画も進めています。特に最近では、アメリカやヨーロッパの市場にも目を向け、多様な国籍の投資家から支援を得る中で、グローバル展開が視野に入っています。今後は「NOMUストア体験」の発表も控えており、その内容は多くの人々を魅了することでしょう。