アクセルスペース上場
2025-08-21 14:35:39

TEPエンジェル投資先のアクセルスペース社が上場を果たす

TEPの支援が実を結び、アクセルスペースが上場



2025年8月13日、株式会社アクセルスペースホールディングスが東京証券取引所グロース市場に新規上場した。これは、同社が持つ小型衛星技術を活用した宇宙ビジネスの展開を背景にしたものであり、TEP(TXアントレプレナーパートナーズ)がエンジェル投資を行ってきた結果が実を結んだ瞬間でもある。

TEPの設立と目的



TEPは2009年に設立され、日本の先端技術を社会実装するために技術系スタートアップを支援している。大学や研究機関、行政、民間企業と提携し、シードやアーリー期のスタートアップに対して、ビジネスモデルの構築や特許戦略の策定などのメンタリングを提供してきた。これにより、技術系スタートアップの成長を促進する支援体制を整えている。

アクセルスペース社の成長



アクセルスペースは2014年に設立され、小型衛星を用いた地球観測プラットフォームや衛星ソリューションのサービスを提供している。同社は、TEPのエンジェル投資家による支援を受けながら、そのビジネスを拡大してきた。特に、村井勝は同社の経営に深く関与し、成長をサポートしてきた。

新規上場に至る道のり



出資を受けた初期には、資金調達やクライアントの獲得が困難であった。宇宙ビジネスは、当時日本ではまだ価値が理解されておらず、スタートアップの取り組みは異例のものであった。しかし、TEPとエンジェル投資家たちの熱意ある支援によって、アクセルスペースは少しずつ成長を果たし、今回の上場にたどり着いた。

村井勝は、「小型衛星技術が世の中に役立つ姿を見て、何とか手助けがしたいと思った」と語り、これまでの支援活動が功を奏したことを喜ばしく感じている。TEPの活動は、今後も日本の技術系スタートアップの未来を切り開く一助となるだろう。

今後の展望



TEPは今後もアクセルスペース社のさらなる成長を支援し、同様にビジネス化を目指すスタートアップの発展を後押ししていく。彼らの成功は、他の技術系スタートアップにとっても希望の光となることが期待される。

会社概要



  • - 会社名: 株式会社アクセルスペースホールディングス
  • - 所在地: 東京都中央区日本橋本町三丁目3番3号 Clipニホンバシビル
  • - 代表取締役: 中村友哉
  • - 設立: 2020年3月
  • - 事業内容: 小型衛星のワンストップサービス「AxelLiner」と地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」の提供。小型衛星と関連コンポーネントの設計・製造、打ち上げ、運用支援などを一括して行っている。

TEPについて



TEPは、日本の技術を社会に広めることを目的としたスタートアップ支援組織だ。ディープテックスタートアップの育成に力を入れ、国内外のネットワークを強化し続けている。TEPは、今後も多くのスタートアップのビジネス化を実現させるために積極的に活動を続ける。
TEP公式サイトの詳細もぜひご覧いただきたい。


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会社情報

会社名
一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ
住所
千葉県柏市若柴178番地4柏の葉キャンパス148街区2 ショップ&オフィス棟6階KOILパーク内
電話番号

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