障がい者と支援者の新しいつながりを促進する取り組み
エニワンプロジェクトが2025年9月4日に開設した「つながる活動パートナー」ページは、難病・障がいを抱える患者やその家族、支援者をつなぐ新たなプラットフォームです。このプロジェクトの代表理事である狐崎友希氏は、自身も難病を抱える患者として、双方の視点を理解した活動を展開しています。
このページは、「病気のある人もない人も当たり前に生きられる世の中に」をスローガンに掲げ、つながりの希薄化が懸念される中、その解消に向けて様々な支援団体や個々の患者とその家族との連携を強化することを目的としています。
孤立感を乗り越える
難病や障がいを抱える方々は、診断を受けた瞬間から社会とのつながりが薄れてしまうことが多いです。患者自身のみならず、サポート役となる家族もまた、前触れもなく崩れ去る日常に直面し、精神的に疲弊することが少なくありません。 そのような環境は、さらに周囲との距離を広げてしまいます。
エニワンプロジェクトの「つながる活動パートナー」は、病気や障がいがあっても安心して人生を楽しむための情報と支援が得られる場所を提供します。具体的には、障がいを抱えた方がどのように日常生活を送っているのか、他の患者の成功事例などを共有し、共に学 toし合える環境を整えています。
提供される情報とサポート
この特設ページでは、以下のような情報が得られます:
- - 疾患や制度に関する正確な情報
- - 障がいと共生するためのノウハウ
- - 他者との出会いを通じた心のサポート
- - チャレンジを支援するためのプログラムやイベント
患者だけでなく、家族や支援者も参加しやすいイベントや、情報共有ができる場所を用意し、あらゆる立場の人々がつながります。これにより、互いのQOL(Quality of Life)を向上させることを目指します。
つながりの実例と活動の紹介
現在、掲載されている団体としては、一般財団法人 日本患者支援財団、株式会社 ピアハーモニー、難病カフェ アミーゴなどがあり、それぞれの活動を詳細に紹介しています。これらの団体は互いに連携し、患者同士がともに支え合う環境を構築しています。
狐崎氏自身は、多発性硬化症を患っており、疾患に関する情報提供や講演活動、オンラインでのヨガ教室も行っています。彼女のメッセージは、病気とともに生きる楽しさを広めることで、「あの人が頑張っているから自分も」といった気持ちを育み、さらなる支援の意欲を引き出すことにあります。
集団の力を信じて
このプロジェクトを通じて、孤立している患者や支援者に寄り添い、情報を届ける活動は今後も続いていきます。エニワンプロジェクトは、自身の経験を元により多くの人々を支えるため、連携して活動する団体も募集中です。病気を抱えるすべての人が当たり前に生きられる社会を目指して、活動を拡充していく意向を示しています。
これまでの活動や支援に関心がある方は、エニワンプロジェクトの公式サイトを訪問し、世界に広がるつながりの輪を体験してみてはいかがでしょうか。