富山県からのエールプロジェクト「I’m Your Home.」始動
富山県は、県外で進学や就職を目指す若者たちを応援する新しいプロジェクト「I’m Your Home.」の第3弾をスタートさせました。その名も「挑戦する君へ、先輩たちの言葉」。このプロジェクトは、富山を離れた若者たちに、いつでも帰って来られる場所を提供するための取り組みです。具体的には、富山県出身の活躍する先輩たちとのインタビューを通じて、彼らの経験や思いを語るというものです。
先輩たちからのメッセージ
プロジェクトの初回インタビューに登場するのは、射水市出身のクリエイティブ・ディレクター高木新平さん。高木さんは、富山の風景や文化に影響を受け、自身のキャリアを築いてきました。その中で、「富山が自分のホームである」という強い思いを持っています。インタビューの中で、高木さんは富山を出て様々な経験を積み、その結果、ふるさとに対する想いが深まったことを語っています。
続くインタビューでは、氷見市出身の音楽家TAIHEIさん、魚津市出身の建築家浜田晶則さん、富山市出身の作家・舞台演出家松澤くれはさん、そして小説家山内マリコさんが登場予定です。彼らの言葉には、自身の経験からくる知恵や希望が詰まっています。
「I’m Your Home.」の背景
このプロジェクトは、富山県が抱える若年層の人口流出問題に対抗するために立ち上げられました。富山という地域がいつでも帰って来られる「ホーム」であることを伝え、若者たちのチャレンジをサポートすることが目的です。これまでも、親からのエールや地域の人々からのメッセージを通じて、富山を離れた若者たちに向けた情報を発信してきました。
初めての試みとして2022年度には「親のエール」と「本当の気持ち」をテーマに、富山駅周辺にメッセージを展示。また、第2弾では街の人々からのメッセージを集めたスナップ動画を公開しました。
SNS活用で若者にリーチ
今回の「I’m Your Home.」プロジェクトの新たな試みとして、富山県出身の先輩たちへの「10の質問」に答える形で、若者たちに情報を届ける予定です。この質問内容は、地元に親しみを持たせつつ、先輩たちの体験談やメッセージを短い動画で伝えることを目指しています。高校生や大学生に響く内容で構成されることで、彼らにとって身近な存在である未来の「ロールモデル」としての役割を果たすことを狙っています。
未来へ向けたメッセージ
このプロジェクトを通じて、富山県出身の若者たちが抱える期待や不安に対して、挑戦を後押しする先輩たちの存在を感じられる機会が提供されます。若者たちが自信を持って新しい一歩を踏み出せるよう、富山県からの応援を受け取ってもらえればと思います。すでに高木新平さんのインタビューはスタートしており、今後の展開が楽しみです。プロジェクトは11月6日始動です。
まとめ
「I’m Your Home.」プロジェクトは、富山から各界に進出した先輩たちが、若者たちの旅立ちを支えるためのメッセージを発信します。いつでも戻って来られるための心強い存在となるこの活動は、若者たちが新しい道を切り開くための力となるでしょう。全国各地で活躍する先輩たちからの言葉に、きっと多くの若者たちが励まされ、安心感を得られることでしょう。