富士通とAPRESIAの連携
2020-12-10 11:21:45
ローカル5G市場を加速する富士通とAPRESIAの強力タッグ
ローカル5G市場を加速する富士通とAPRESIAの強力タッグ
2020年末、富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社(FCNT)とAPRESIA Systems株式会社が、ローカル5Gシステムの本命とも言われるSub-6帯によるSA方式での相互接続に成功しました。これにより、超高速・超低遅延・多数同時接続という特長を備えたローカル5Gネットワークの実現に向け、重要な第一歩を踏み出しました。
相互接続の意義
ローカル5Gの導入に関心を持っている企業は多いものの、コストやネットワーク品質についての不安がつきまとっていました。今回の成功により、FCNTとAPRESIAは、リーズナブルで信頼性の高いローカル5Gソリューションを提供できる体制を整え、国内市場の拡大を図る意向を示しています。
両社は今後、ローカル5G市場の早期立ち上げと拡大に向けて、さまざまな実証実験や共同事業に取り組んでいく予定です。この類の協業は、次世代ビジネスチャンスの創出にも寄与することでしょう。
ローカル5Gの現状と展望
ローカル5Gで利用される周波数帯域はミリ波帯とSub-6帯に分かれ、それぞれSA方式とNSA方式といった異なる提供方式が存在します。中でも、Sub-6帯・SA方式は、その高い通信能力から多くの業界で期待されています。FCNTとAPRESIAは、独自のシステムおよびデバイスの相互接続試験を独自に進め、あらゆるデータの送受信を確認しました。
具体的には、今までの検証を元に、有線接続と無線(Over the Air)接続の双方でデータ疎通を確認。その結果、今後多様なビジネスシーンでの活用が期待されています。
信頼性ある技術の提供
FCNTは、Qualcomm社との協業に基づき、ローカル5G対応のスマートデバイスを開発。これにより、ミリ波とSub-6に対応したデバイスが登場し、さまざまな用途での実証実験に活用可能となっています。一方、APRESIAは、自社製品の開発に加えて他社製品との相互接続にも対応するシステムを構築しており、リーズナブルで柔軟なサービスを目指しています。
各社の展望
FCNTの代表取締役社長髙田克美氏は「このことは、FCNTとして初めてのSA方式を採用したシステムとの相互接続です。ローカル5Gは産業向けソリューションとして大きな可能性を秘めています」と述べました。また、APRESIAの末永正彦氏も「今回の相互接続成功により、より多くの企業に最適なローカル5Gシステムを提供できると信じています」とコメントしました。
結論
FCNTとAPRESIAの協業がもたらすローカル5Gの高性能ネットワークは、今後の日本国内市場において大きな影響を与えることが期待されます。これからのビジネス環境を変革する新技術として、無限の可能性を秘めたローカル5Gは、企業や社交の未来を築いていくことでしょう。これからの動向に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
FCNT株式会社
- 住所
- 神奈川県大和市中央林間七丁目10番1号三機大和ビル
- 電話番号
-
0120-556-071