企業向けAR制作ソフト・COCOARが新たなスタジオでサービスを強化

COCOARの進化とその新たな取り組み

近年、企業向けのAR制作ソフト「COCOAR」は、AR（拡張現実）の利用が進む中、ますます注目を集めています。このたび、COCOARは新たにスタジオ「studio Safari」を開設し、企業が3Dコンテンツを無料で制作できるサービスを提供することになりました。これにより、ARコンテンツの制作をさらに身近で手軽なものとし、幅広い業界への展開を目指しています。

AR制作ソフト「COCOAR」とは？

COCOARは、企業向けのAR制作ソフトで、導入企業は自社のプロモーションやサービスに活用できます。印刷物に特定の画像をマーカーとして設定し、スマートフォンアプリ「COCOAR2」を通じてその画像をかざすことで、動画や3Dコンテンツを表示させることが可能です。この技術を利用することで、顧客に新しい体験を提供し、競争力を向上させることができます。

3Dコンテンツ制作の新たなサポート

ARコンテンツ制作の中でも特に難易度が高いとされる3Dコンテンツの制作に関して、COCOARの新サービスは大きな支援を提供します。これまで、3Dコンテンツ制作には高額な専用機材や撮影スペース、さらには専門知識が必要でした。しかし、「studio Safari」では、そうしたハードルを大幅に下げることが可能になります。

特に注目すべきは、スタジオの運営体制です。「studio Safari」では、専用の機材と撮影スペースが用意されており、完全予約制での運営が行われます。各制作セッションは4時間で構成され、専任の担当者が付き添い、企業の要望に応じた3Dコンテンツ制作をサポートします。

スタジオ「studio Safari」の詳細

「studio Safari」は、東京都港区に位置し、東京都営大江戸線赤羽橋駅から徒歩5分の場所にあります。予約可能な時間帯は毎週火曜日から金曜日の9時から13時、及び14時から18時までと、多様なニーズに応えられるように設定されています。予約は事前に行う必要がありますが、上限に達しない限り自由に選択できるため、企業は有効に利用できるでしょう。

ここで制作された3Dコンテンツは、既存のCOCOARユーザーだけでなく、新規企業にも利用されることを期待されています。COCOARを導入する企業は、広告や映像制作を行う業界に留まらず、多くの分野で拡大しています。

企業背景と今後の展望

運営を担当するスターティアラボ株式会社は、東京都新宿区に本社を置き、Webサイトの企画や制作を手がける企業です。現在、1,018社以上の企業がCOCOARを導入しており、AR技術の普及に寄与しています。新たなスタジオの開設は、既存の顧客からのニーズに応えるための施策であり、競合との差別化を図るための重要な一歩となります。

今後、AR制作においてますます進化するCOCOARの取り組みは、企業にとって新たなビジネスチャンスを生むことでしょう。無料で3Dコンテンツを作成でき、学び、体感できる「studio Safari」は、多くの企業にとって新たな成長の場となることでしょう。