多摩六都科学館にて特別プラネタリウム番組開催
東京都西東京市に位置する多摩六都科学館で、2025年の夏に特別なプラネタリウム番組が開催されます。その名も、「水木サンのみた暗闇 ―ぬりかべに遭った夜―」です。これは、著名な漫画家・水木しげる氏の戦争体験をもとにした作品で、声優の古川登志夫氏による語りが特徴です。この番組は、戦後80年という節目の年にリリースされるもので、戦争の悲惨さやその記憶を次世代へと伝える貴重な機会とも言えます。
水木しげるについての簡単な紹介
水木しげる氏は、1922年に鳥取県で生まれました。彼は日本の戦争を経験した後、漫画家として成功を収め、多くのファンを獲得しました。代表作には「ゲゲゲの鬼太郎」や「日本妖怪大全」などがあります。1944年、彼は太平洋戦争において激戦地に赴くも、戦傷によって左腕を失うという過酷な体験をしました。この経験をもとに多くの作品を手掛け、戦争の記憶を鮮明に描写しています。
プラネタリウム番組の内容と特徴
本プラネタリウム番組は、水木氏が描いた戦争体験を、プラネタリウム特有の暗闇とセットされた6チャンネルのサラウンド音響で再現します。観客は、1944年のニューブリテン島の星空を見上げながら、彼が経験した苦痛や恐怖、同時に人間らしさを保とうとした若き日の姿を追体験することができます。プラネタリウムのドームは直径27.5mで、装置は1億4000万個の星を映し出す能力を持っています。これにより、深い没入感が提供され、戦場での状況がリアルに感じられます。
推奨される観客
このプラネタリウム番組は、特に親子連れにおすすめです。子どもたちに戦争について考える貴重な機会を提供します。また、水木しげる氏の作品の大ファンである方や、音響体験を楽しみたい方にも喜ばれる内容となっています。
イベントの詳細
イベント名
「水木サンのみた暗闇 ―ぬりかべに遭った夜―」
声の出演
構成
会場
- - 多摩六都科学館 プラネタリウムドーム
- - 東京都西東京市芝久保町5‐10-64
日時
- - 2025年7月26日、8月6日〜9日、11月16日、22日、24日
- - 各日午後5時開場、5時20分開演
定員
料金
チケット販売
この特別なプラネタリウム番組は、やがて忘れられがちな戦争の記憶を次世代の子どもたちに伝える重要な機会です。ぜひ、家族みんなで参加してみてはいかがでしょうか。