リコーと山下PMC、施設管理の効率化で協力関係を構築

リコーと山下PMCが新たな協業を発表

株式会社リコーと株式会社山下PMCが、施設管理業務の効率化と生産性向上に向けた協業を開始しました。この連携は、リコーの「RICOH360」プラットフォーム事業と、山下PMCの情報管理システム「b-platform」を融合させるものであり、顧客に対してより優れたサービスを提供することを目指しています。

協業の背景

リコーは2013年に世界初のワンショットで360度撮影ができるカメラ「RICOH THETA」を発表して以来、360度画像を中心に様々な産業での業務効率化を推進してきました。このような中で、特に不動産や建設業界において、その効果を証明しています。

一方の山下PMCは、プロジェクトマネジメントを専門とする企業で、建物や施設管理に関するさまざまな課題を解決するためのサービスを展開しています。しかし、顧客側では多くの情報が一元管理されておらず、効率的に業務を進める上での障壁となっていることが課題でした。

これらの課題を受け、両社の協力によって共同で業務を効率化する施策が決定されました。特に、山下PMCの「b-platform」にリコーの360度技術を統合することで、業務フローを最適化し、顧客体験を向上させる狙いがあります。

具体的な取り組み

この協業により、さまざまな取り組みが予定されています。

1. 共同マーケティング
両社は共同でマーケティング活動を展開し、リコーの窓口で「b-platform」の申し込みや体験プログラムを実施します。また、山下PMCのプラットフォームでもリコーの製品が扱われることで、多くの業種にアプローチします。

2. RICOH360プレミアムパッケージ
「b-platform」のユーザー向けに、必要な撮影機材として360度カメラのレンタルサービスを提供します。このパッケージは、顧客が最新機材を手軽に利用できる環境を提供し、撮影中の故障時にも迅速に代替機を提供する仕組みとなっています。

3. 機能連携の検討
両サービスのクラウドベースの特性を活かし、撮影からデータ活用までの全プロセスを統合することで、顧客の利便性を高める取り組みも進めます。具体的なサービスの詳細は今後公布される予定です。

期待される効果

この協業の成果として、企業は施設管理のコストを削減し、業務の生産性を向上させることが期待されています。現在のビジネスシーンでは、デジタルトランスフォーメーション（DX）が不可欠であり、両社の協力によって市場の競争力を高められるでしょう。

今回の取り組みにより、リコーはその先進技術を通じて、山下PMCは管理ノウハウを融合させ、より良いサービスを提供し続けることを目指します。今後の進展に大いに期待が寄せられる新しい試みと言えるでしょう。