アニメ映画製作の資金調達に新風!ロイヤリティバンクとみずほ証券がコンテンツ・ファンド「Talent of Talents」を組成
株式会社ロイヤリティバンクと株式会社クエストリーは、みずほ証券株式会社と共同で、アニメ映画制作費の資金調達を目的としたコンテンツ・ファンド「Talent of Talents」を組成することを発表しました。
近年、アニメ映画は世界中で人気を博しており、その潜在的な市場規模は非常に大きいと考えられています。しかし、優れた原作の映画化には多額の資金が必要となるため、資金調達に苦労する制作会社も多いのが現状です。
「Talent of Talents」は、この課題解決を目指し、従来の枠組みを超えた新しい資金調達モデルを構築することで、アニメ映画製作の活性化を図ることを目的としています。
従来の枠組みを超えた、革新的な資金調達モデル
「Talent of Talents」の最大の特徴は、以下の3点です。
1.
第三者資金の活用: 従来のアニメ映画製作では、製作会社が自社資金や銀行融資に頼ることが一般的でした。しかし、「Talent of Talents」では、機関投資家や個人投資家からの資金調達を積極的に行うことで、より大規模な製作費を確保することを目指します。
2.
製作現場へのインセンティブ: 「Talent of Talents」は、投資家だけでなく、製作現場にもインセンティブを提供する仕組みを導入しています。これにより、制作スタッフのモチベーション向上や、質の高い作品作りを促進します。
3.
将来の投資への好循環: 「Talent of Talents」は、単なる資金調達にとどまらず、将来のコンテンツ産業の発展にも貢献することを目指しています。資金調達した資金は、新たなアニメ映画の製作だけでなく、人材育成や技術開発にも活用されます。
アニメ映画産業の未来を担う、新しいエコシステム
「Talent of Talents」は、従来のアニメ映画製作の枠組みを超えた、新しいエコシステムを構築することで、アニメ映画産業全体の活性化を目指しています。
ロイヤリティバンク代表取締役社長の佐々木隆一氏は、「このファンドを通じて、世界に通用するアニメ映画の製作を支援することで、日本のコンテンツ産業をさらに発展させたいと考えています。」と意気込みを語っています。
みずほ証券株式会社取締役社長の浜本吉郎氏は、「みずほ証券は、金融を通じて社会課題の解決に貢献することを目指しています。今回のファンドは、日本のコンテンツ産業の活性化に貢献できる素晴らしい機会だと考えています。」とコメントしています。
「Talent of Talents」は、日本のアニメ映画産業にとって、新たな資金調達モデルの確立と、さらなる発展を促す大きな一歩となることが期待されています。