グロースエクスパートナーズグループが、インドのケララ州における新たな研究開発及びシステム開発子会社の設立に向け、合弁契約を締結したことを発表しました。この子会社の設立は、日本国内の少子高齢化による人材不足を背景に、海外での人材確保を目的としています。
グロースエクスパートナーズグループは、ITを活用して顧客企業の価値創造を支援することをミッションに、大手企業の組織やITの変革を推進しています。グループの成長の核となるのは、グローバルDX人材の育成と、技術的な資産であるDXテクノロジーアセットの蓄積です。特に、優秀なコンサルタントやエンジニアを新卒や中途から多様に採用・育成し、顧客の求めるサービス提供力を高めることに注力しています。
日本国内では、優秀な人材を巡る競争が激化している中、顧客の海外進出に対応した支援体制を強化するためには、インドケララ州のようなエンジニアの供給が豊富な場所での拠点設立がのぞましいとされています。ケララ州では、多数のエンジニアが毎年輩出されており、そこから多様な人材の獲得が期待されています。
新しい子会社の名称は「GxP Technologies India Pvt. Ltd.」で、インド・ケララ州のティルヴァナンタプラムに拠点を置きます。代表者にはGautam Shankar氏が就任し、日本企業向けのシステム開発やAI、XR、Cyber-Physical Systemsなどの研究開発に取り組むことになります。また、資本金は6,000,000インドルピーで、2025年5月の設立を予定しています。
Gautam Shankar氏は、自動車、医療、組み込みシステム、Web開発など多岐にわたる技術経験を持つエンジニアリングの専門家であり、過去にはソフトウェア会社を設立し、多くのエンジニアチームを管理してきました。彼のリーダーシップのもとで、グロースエクスパートナーズグループと連携しながら、日本企業向けの革新を推進することが期待されています。
新設子会社は、グローバルな視点でDX人材を育成し、技術的な資産の蓄積を進めることで、さらなる成長を目指すとのことです。
この合弁契約締結に関しては短期的な業績への影響は軽微とされていますが、今後の展開に注目が集まります。過去の業績予想に変更はないものの、必要に応じて速やかに情報を開示するとのことです。また、グロースエクスパートナーズ株式会社は、エンタープライズDX事業を中心に、日本国内外のお客様のIT変革を一貫して支援するパートナーとなることを目指しています。
今後の進展にも期待が寄せられています。特に、グローバルDX人材の育成が強化されることで、国際的なビジネス展開が広がり、日本企業の競争力向上につながることが望まれます。