電脳殿がVRChat向けに新作リリース
デジタルファッションの新たな波が来ています。遷移圏のファッション店「電脳殿」は、日本のVRChat向けに新たなアイテムをリリースしました。このプロジェクトは、株式会社harmonyとの提携により実現し、特に注目されるのが《剛舞倶楽部の着物》と《東魔研第参陣機巧服》のデジタルデータです。
新作アイテムの概要
「剛舞俱楽部の着物」は、饗宴の夜櫻会で使用されている衣装で、剛人によって設立されたクラブの代表的な着物です。また、「東魔研第参陣機巧服」は、東洋魔学研究所の機巧班が着用している制服です。これらのデジタルデータは、5月23日から専用ECサイトにて販売が開始され、VRChatの主要アバターに装着することが可能です。
これらの衣装は、アバター「キプフェル/まめひなた」「しなの」「カルネ/KALNE(+Head素体対応)」に対応しており、今後も対応アバターが追加される予定です。価格は、VRChat用データ一式が3,500円、アプリ「flah」内での価格は700円です。
生体部品の新シリーズ
さらに、電脳殿による新たなシリーズ「生体部品」が発表され、初回商品として《マスク=アルキ》の予約が開始されました。
この生体部品は、旧モルキアット繫栄軸の文化から着想を得て、体に新たなパーツや機能を追加するための「拡張身体技術」としてデジタル化されています。予約特典として、同じ機能を持つマスク「マスク=ガンテ」の限定モデルも付属します。
生体部品の予約は、期間限定で1,000円(税込)となっており、今後の商品の基礎となる重要なアイテムと位置づけられています。
電脳殿と遷移圏文化
「電脳殿」は、遷移圏の文化を広めるために設立されたお店です。多様な文化の中で生まれたデジタルファッションは、身体からの解放や自己の追求をテーマにしています。この度の新作は、ドムシアット文化に着目し、メタバースでの体験を豊かにすることを目指しています。
電脳殿の代表、ゲオラックボルタイン氏は、「皆様の生活を見ながらインスピレーションを受けた」と話し、商品の背景にある想いを語っています。
電脳殿代表のコメント
ゲオラック氏は、「ドムシアットの皆様、お待たせいたしました。遷移圏の素敵な衣服をお届けいたします。皆様が好きな櫻にちなんだラインナップを楽しんでいただければ」と述べ、特典も用意されていることをアピール。文化や種族を超えたコラボレーションの価値を強調しました。
flahアプリの紹介
また、電脳殿とharmonyが推進する「flah」アプリは、デジタルファッションを友達と共有し、コミュニケーションを深める新しいSNSプラットフォームです。ワードローブからアイテムを選んで、リアルで友達に見せ合う体験は、デジタル時代の新たな親密さを築くものです。
株式会社harmonyについて
デジタルファッションの普及を目指す株式会社harmonyは、ファッションが持つ社会的意義に注目し、それをデジタルの力で拡張することを目指しています。彼らは次世代のファッションインフラの構築を目指し、新たな表現を提案していきます。
新たなファッションの形を追求する電脳殿と株式会社harmonyに、引き続き注目が集まります。デジタルの未来がどのように展開され続けるのか、期待が高まるばかりです。