ユニファの「ルクミー」が保育ICTラボ事業で全国5拠点に採択されました
ユニファ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:土岐泰之)が提供する保育総合ICTサービス「ルクミー」が、こども家庭庁が推進する「保育ICTラボ事業」に参加が決定しました。採択されたのは北海道厚沢部町、栃木県栃木市、千葉県柏市、東京都江東区、東京都町田市の全国5拠点です。この成果は、保育業界におけるICT導入の促進を意味し、「保育AI™」を中心にしたテクノロジーの力が期待されています。
1. 保育ICTラボ事業の目的
保育ICTラボ事業は、保育士不足の解消や業務効率化を図るために設計されています。現在、日本の保育業界では保育士の有効求人倍率が非常に高い状況であり、特に2025年には3.78倍に達すると予測されています。さらに、近年の保育士登録者数は約4割減少しており、保育に関わる人材の確保が急務となっています。そんな中、ユニファの「ルクミー」が提供するICTサービスは、現場の負担を軽減し、保育の質を向上させるための一助となるとされています。
2. 全国5拠点の取り組み内容
各地域・自治体での具体的施策は以下の通りです。これらの取り組みでは、ICTの利活用による業務負担の軽減と保育の向上が目指されています。
認定こども園はぜるでは、一時保育とICTの利活用を推進中。保育士養成校との連携も強化し、地域全体でのICT普及を狙っています。
認定こども園さくらでは、保育ICT基本機能を全面的に活用し、親子カフェなどの地域子育て支援との連携も行っています。
オハナゆめ保育園柏の葉では、AIカメラやインカムを駆使し、保育士の働きやすさを向上します。保育の質の向上に大きく寄与することが期待されています。
亀戸第三保育園では、登降園管理やフォトAIを活用して保護者とのコミュニケーションの質を高めます。
町田自然幼稚園などとの連携を通じ、特にAIカメラを活用した安全な保育環境の整備を目指しています。
3. 保育ICTラボ見学会の開催
ユニファは、採択を受けて各拠点で「保育ICTラボ見学会」を計画しています。保育者がICTを通じてどのように子どもに向き合い、業務が軽減されているかを具体的に紹介します。これは保育士の働きがいを高めるための重要な機会です。
4. 保育AI™の特徴
ユニファが誇る「保育AI™」は、業務の効率化を実現し、保育者の事務作業を支援します。例えば、連絡帳作成や写真共有を手助けし、保育士が子どもと向き合う時間を増やす手助けをします。これにより、保護者とのコミュニケーションも円滑になり、安心感が生まれます。
5. まとめ
ユニファの「ルクミー」は、子育ての現場における深刻な課題解決のために大きな役割を果たすことが期待されています。ICTを通して保育の質を高め、未来の保育環境をよりよいものにしていくことが重要です。「保育ICTラボ事業」を通じて、新たな可能性が広がることを期待しています。