川崎市で関東初の出前授業が実現！スポットティーチャーの挑戦

川崎市で関東初の出前授業が実施！

2025年1月14日、川崎市にある公立小学校で、出前授業支援サービス「スポットティーチャー」による新しいキャリア教育が行われました。この授業は、福岡に本社を持つ共育パレット株式会社が運営する「SPOT TEACHER」というマッチングプラットフォームを介して実現したもので、関東地域では初めての試みとなります。

スポットティーチャーの概要

スポットティーチャーは、企業や団体の専門家を学校現場に呼び寄せ、専門的な知識と経験を生徒に提供することを目的としたサービスです。元教員がコーディネーターとなり、学校のニーズに応じた授業がスムーズに実施されるよう調整します。この取り組みにより、教員の負担を軽減し、多様な学びの場を提供することを目指しています。

出前授業の詳細

今回の授業では、サステナブルなビジネスモデルを持つジョッゴ株式会社から、代表取締役社長の太田真之氏とシステム&Webエンジニアマネージャーの野上晶氏が講師として登壇しました。

授業は、生徒たちがジョッゴのカラーカスタマイズレザーブランド「JOGGO」のカラーシミュレーションを体験し、自分だけのオリジナル財布をデザインするワークショップからスタートしました。これにより、生徒たちは楽しみながら創造性を発揮し、ビジネスの基本を学ぶきっかけを得ました。

続いて、世界で現在直面している貧困問題やフードロスなど、さまざまな社会課題についての講義が行われました。社長の太田氏は、ジョッゴの「より良い地球を次世代へつなぐ」という理念を基に、人々の生活や社会全体に良い影響を与える仕事の重要性を生徒たちに伝えました。

社会課題に対する意識の普及

特に、バングラデシュでの貧困問題への取り組みや、それを解決するために行っている事業活動について詳しく説明がなされました。生徒たちは、「仕事は単なる生計手段ではなく、人や地球に貢献する手段である」という新たな価値観を学び、自身のキャリアや未来の仕事について考える良い機会となりました。

また、講師の二人は自身のキャリアについても触れ、キャリア選択の大切さや、誇りを持てる仕事についての考えを共有しました。生徒たちは、ただお金を稼ぐための仕事を選ぶのではなく、志を持ち、誰かを幸せにできる仕事を選んでほしいと激励されました。

生徒たちの声

授業後、71名の生徒たちからのアンケートでは、多くの生徒が授業内容に感動し、心に響いたコメントが寄せられました。一部を抜粋すると、「人のため、地球のために仕事をするという新しいイメージを持った」「貧困問題は自分たちにも関係がある問題だと知った」といった感想が上がりました。

今後の展望

SPOT TEACHERでは、今後も全国の学校と企業を結びつけ、学生に多様な学びを提供していく計画です。キャリア教育のみならず、さまざまな分野の専門家との連携を強化し、より多くの学生に新しい学びの形を届けることを目指しています。教育と社会の架け橋となることを目指し、さらなる挑戦を続ける同社の姿勢に今後も注目です。