アフリカとスポーツの可能性
2021-06-28 12:33:16
スーダンと日本のパラアスリートが語るアフリカとスポーツの未来
アフリカとスポーツをつなぐ対話
2021年7月4日に開催されたウェビナー「パラアスリートと見てみよう!~アフリカとスポーツ~」は、スーダン出身の全盲パラアスリート、モハメド・オマル・アブディン氏と元車いすバスケットボール日本代表の神保康広氏が登壇し、アフリカにおけるスポーツの可能性について深い議論を交わしました。このイベントは、Zoomを通じて約90名が参加し、アフリカとスポーツに興味を持つ人々が集まりました。
登壇者プロフィール
モハメド・オマル・アブディン氏は、1978年にスーダンのハルツームに生まれ、12歳で視力を失いました。彼は日本に渡り、点字や鍼灸を学んだ後、東京外国語大学で教育を受けました。彼は「わが盲想」という著書を持ち、ブラインドサッカーの日本選手権で3度の優勝に貢献し、日本代表強化指定選手に選ばれた実績を持つアスリートです。
一方、神保康広氏は、1988年に車いすバスケットボールを始め、4回のパラリンピックに出場した経歴があります。彼はJICAの海外経験を活かし、アフリカでの支援活動にも従事し、地域のスポーツクラブと連携して人々の生活を向上させる活動に努めています。
スポーツを通じた国際協力
このイベントは、茨城県ユニセフ協会と一般社団法人A-GOALが共催し、アフリカのスポーツの発展に寄与することを目的としています。A-GOALは、地域のスポーツクラブを通じてコロナウイルスによって困難な状況にある人々への支援を行っています。彼らの活動は、国内外のスポーツを通じて人々を繋ぐことに貢献しています。
参加者は、アフリカでのスポーツの価値について貴重な知見を得ることができ、障がいを超えたスポーツの力を実感しました。モハメド氏は「スポーツは人々を繋ぐ力がある」と語り、神保氏も「アフリカの持つエネルギーを感じることができた」と述べました。
未来への展望
イベントは、障がい当事者の視点を通じてアフリカとスポーツの未来を考える良い機会となりました。今後もこのような取り組みが続けられることで、地域でのスポーツが更に重要な役割を果たすと期待されます。A-GOALは、アフリカと日本を繋げるコミュニティづくりを推進し、持続可能な社会の実現を目指しています。
まとめ
アフリカと日本のパラアスリートたちが持つ経験と知見は、国際協力の重要性を再認識させるものでした。このようなイベントを通じて、障がいを持つ人々がスポーツを通じて新たな可能性を見出すことができ、社会全体の意識改革につながることを願っています。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人A-GOAL
- 住所
- 東京都豊島区南大塚2丁目13番3号
- 電話番号
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