住野よるの最新作『夜想い』、デビュー10周年記念作品
小説『君の膵臓をたべたい』で知られる人気作家、住野よるがデビュー10周年を迎え、ついに新たな長編小説を発表します。作品名は『夜想い』、発売日は2026年7月24日です。彼の作品は多くの映像化作品も生み出しており、ヒット作の数々が続いていますが、この新作は特に心に響く物語となっています。
ストーリーの背景
『夜想い』は、失った人との思い出を抱えながら生きる中での再生の物語です。物語の主役は中学生の始。彼は一年間の不登校を経て、春から学校に通い始めます。しかし、その目的はただの通学ではなく、特定の誰かを探すことにあります。始の心の中には、もう会えない大切な人への思いがあるのです。
ある日、始は学校の廊下で倒れている女子生徒、遠山先輩に出会います。彼女は「星空中毒」という珍しい病を抱えていて、星空を長時間見つめることで発症するものです。この病気は近年発見されたもので、まだ多くのことが謎に包まれています。始は遠山先輩の友人、ひまわりの誘いで「空想研究会」に参加することになります。
空想研究会の活動
研究会では、星空中毒の観察を行う中で、始は亡くなった同級生ツグミについて知ることになります。ツグミは遠山先輩やひまわりと親しい関係にあった生徒で、彼らの間に交わされた思い出を通じて、始は大切な人を失ったことの意味を考え始めます。
この物語は、喪失の痛みを抱える全ての人に向けられています。住野は10年間を振り返り、この作品を通じて、彼自身の人間的な思いを語ることにしたそうです。著者の言葉には、特に大切な人との別れをどのように受け入れるのか、そして生きている間にどれだけ多くの思い出を作ることができるのかという問いかけが込められています。
著者のメッセージ
住野よるはコメントの中で、この10年でやり残していたことの一つが『夜想い』を書くことだったと述べています。彼の作品に象徴的に描かれる桜の名前を持つキャラクターや、もう会えない人々への思いが詰まったこの小説が、読者にとって大切な誰かへのメッセージとなることを願っています。
書誌情報
『夜想い』の詳細は以下の通りです。
- - 発売日: 2026年7月24日
- - 定価: 1,870円 (本体価格1,700円)
- - 判型: 四六判
- - ISBN: 9784575249040
- - 出版社: 双葉社
- - 装画: taniori
- - 装幀: bookwall
小説を読んで、大切な人との絆を感じながら、共に生きていく力をもらえることでしょう。これからも住野よるの作品世界で、読者は彼らと一緒に歩んでいくことができるのです。