工業用顕微鏡用イメージング・測定ソフトウェア「PRECiV」が進化
株式会社エビデントが開発する工業用顕微鏡用イメージング・測定ソフトウェア「PRECiV」が新たにバージョンアップされ、その機能が大幅に強化されました。これにより、製造現場や研究開発での品質管理がさらに効率的に行えるようになります。
新たに追加された機能
今回のバージョンアップでは、電動ユニットの制御機能が新たに加わりました。これにより、他社製の電動ユニットをも制御することが可能になり、自動化された操作を実現します。これまで以上に、測定や解析のワークフローがスムーズになることが期待されています。
さらに、パノラマ撮影や拡張焦点画像の手動・自動撮影、タイムラプス機能、3D画像の取得、電動XYによる多点測定など、豊富な撮影・測定機能も新たに追加されました。これにより、さまざまな観察条件に柔軟に対応できるようになっています。
解析の効率化とデータの信頼性
PRECiVの新しい解析機能は、マテリアルソリューションを利用することで工業規格に基づいた高レベルの解析を簡単に行えるように設計されています。また、マクロマネージャーを使うことで、繰り返し作業の自動化が可能になり、測定の再現性が向上し業務が効率化されます。
データ管理においても強化が図られており、ソフトウェアとワークステーションをネットワークで接続してセキュリティアップデートや安全なデータ共有が行えます。これにより、信頼性の高いデータ管理が実現されています。
TruAIと粒子解析の新たな可能性
特筆すべきは、AI技術を活用した画像解析技術「TruAI」が新たに搭載された点です。これにより、測定が難しかった粒子解析においても安定した検出と測定が可能となりました。特に、マジックワンドによる輪郭抽出や自動エッジ検出機能は、バラつきを抑えた効率的な測定を実現しています。
まとめ
エビデントは、工業用顕微鏡や内視鏡を始めとする各種の製品を通じて、品質管理や社会インフラの安全確保に大きく貢献しています。今回のPRECiVのバージョンアップは、特に製造や研究開発の現場において高い効率性と信頼性を提供するものです。ますます進化する技術の恩恵を受けることで、今後の業界の発展が期待されます。
詳しい情報は、
株式会社エビデントの公式サイトをご覧ください。