OPEReの新規採択
2023-03-15 09:10:01
医療現場の効率化を目指すOPERe、東大IPCの起業支援プログラムに採択
業界の厳しい現状を背景に、医療現場の効率化が求められる中、株式会社OPEReが新たな取り組みを始めました。2020年に創業されたこの企業は、「Renewing Operations ~We make better engagements.~」というミッションを掲げ、医療のオペレーション改善を目指しています。特に、2024年から施行される医師の労働時間規制に対応するため、医療の現場ではタスクシフトやタスクシェアの推進が急務とされています。
OPEReが提供する「ポケさぽ」は、入院や産科、検査に関する患者説明を動画やメッセージを通じて行う新しいサービスです。このシステムを活用することで、患者は必要な情報をスマートフォンで受け取ることができ、医療従事者の負担を軽減することが可能となります。また、患者が持つ不安や疑問にも、メッセージ機能を通じて個別に対応できるため、より質の高いコミュニケーションが実現します。
今回、OPEReは東京大学IPCの「1stRound」に採択されました。このプログラムは、起業支援を目的としたものであり、資金の提供や事業継続のためのハンズオン支援が行われます。 医療の現状は、新型コロナウイルスの影響でますます逼迫しているため、この支援がどのようにOPEReの事業成長につながるのか、多くの期待が寄せられています。
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社の1stRoundディレクターである長坂英樹氏は、OPEReの取り組みが医療現場の負担軽減に役立つと評しています。新型コロナウイルス感染症が第5類に移行する中、オンライン資格確認の開始が医療の構造を大きく変え、患者と医療機関の関係を再定義する可能性があります。
OPEReの代表取締役CEOである澤田優香氏は、「1stRoundに選ばれたことで、資金や具体的なアドバイスが得られることに感謝しています」としています。また、医療のニーズが高まる今、彼女は「ポケさぽ」をさらに進化させ、患者へのサービスを最適化していくことを誓っています。
さらに、このプログラムは過去に数多くの成功を収めており、採択企業の資金調達成功率は約90%を誇ります。大手企業とのコラボレーションも進んでおり、OPEReもその一環として新たなパートナーシップの形成を目指すでしょう。どういった形で医療界に革新をもたらすのか、今後の動向が注目です。特に、医療サービスの質向上を志向するOPEReの活動は、日本の医療界において重要な役割を果たすことが期待されます。このように、OPEReの取り組みは、患者と医療従事者双方にとってメリットが大きく、今後多くの注目を集めることでしょう。その影響力がさらに高まりますように、日々の実践が続けられることを願っています。
会社情報
- 会社名
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株式会社OPERe
- 住所
- 東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F荒井倶楽部内
- 電話番号
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