越境ECチャンネル「浩E荟」がオープン
日本の著名俳優、矢野浩二が運営する越境ECチャンネル「浩E荟」が、2021年9月13日に中国の人気メッセンジャーアプリ「WeChat」に登場しました。このチャンネルは、中国全土に日本製品を厳選して紹介するプラットフォームとして期待されています。利用者はアプリのダウンロードをせずに、WeChat内のミニプログラムを通じてサービスを利用でき、非常に手軽です。
「浩E荟」の魅力と取り扱い商品
「浩E荟」では、日本独自のアイテムが中心にラインナップされており、定期的にイベントを開催する形で商品を紹介していきます。例えば、初回の取り扱い商品には、中国で絶大な人気を誇るアニメ「ナルト疾風伝」のオリジナルTシャツがあります。この商品は購入するまでどのキャラクターのTシャツが手に入るか分からないシークレットスタイルで、フォロワー数1620万超の矢野浩二が事前に告知した影響もあって、発売開始ですぐに完売しました。このようなユニークな販売手法が消費者の興味を引いています。
下記のQRコードより、「浩E荟」にアクセス可能です(WeChatアプリでスキャンしてください)。
拡大する中国EC市場
近年、中国のEC市場は急成長を遂げており、特にSNS内でのECモールの利用が増加しています。2020年にはWeChatのミニプログラムを通じた年間取引額が16,000億元を超え、影響力が拡大しています。このような背景から、ライブコマースやSNSを介した商品販売が注目されており、将来的にはさらに成長が見込まれています。
「浩E荟」の3つのメリット
「浩E荟」に製品を出品する企業にとってのメリットは主に以下の三つです。
1.
著名な日本人俳優によるプロモーション: 矢野浩二は、国民的な映像作品での出演を果たしているため、彼の人気は非常に高いです。製品の紹介を彼が行うことで、消費者の関心を惹きつけることができます。
2.
法規制に対するサポート: 中国での化粧品や医薬品の販売には特定の手続きが必要ですが、「浩E荟」ではその手続き代行も行っています。また、現地法人との契約もサポートし、スムーズな取引を実現します。
3.
現地サポート体制: 中国での顧客からの問い合わせに関する対応や、製品の配送についても全てアシストします。物流面では中国最大手の国営物流企業とも連携しており、迅速かつ確実に配送が行えます。
今後の展開
「浩E荟」では、今後も種類豊富な日本製品を展開していく計画があり、日本国内でしか手に入らない貴重な商品なども取り扱う予定です。このような新たな試みは、日本企業にとっても中国市場への進出の大きなチャンスとなるでしょう。
「浩E荟」は、エンターテインメントの要素を活かした越境ECという新しい形で、日本の製品を中国の消費者に届ける重要なプラットフォームとして位置づけられています。