キリンホールディングスが「DX銘柄2026」に選出
2026年のデジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)として、キリンホールディングス株式会社が経済産業省と東京証券取引所から選定されました。この選定は、企業のデジタル技術を活用した新たなビジネスモデルへの変革と、競争力強化の取り組みが評価されたものです。
DX銘柄とは?
DX銘柄は、東京証券取引所に上場する企業の中から、デジタルトランスフォーメーションに積極的に取り組む企業を選び出し、公表するものです。これにより、投資家に対して未来の成長が期待される企業を示す役割を果たしています。
キリングループの経営構想
キリングループは「Innovate2035!」という長期経営構想を掲げています。ここでは「人と技術の力でイノベーションを起こし続ける」をビジョンに掲げ、発酵・バイオテクノロジーを活用した新たな価値創出に向けて邁進しています。特にAIとの共創を重視し、デジタルの力で業務プロセスを革新しています。
KIRIN Digital Vision 2035
このビジョンのもと、キリンはデジタル技術に基づいて「質」「量」「スピード」を高めることを目指しています。特に、業務プロセスの改革や既存ビジネスの価値向上、新規ビジネスの開発を通じて持続可能な成長を目指しています。
具体的な取り組み
生成AIの活用
キリンでは、生成AIを組織全体に浸透させるための計画を推進しています。2025年には、キリングループ全体の70%以上の従業員がAIを利用し、本社ではほぼ全ての従業員が活用しています。また、AIを活用することで業務の効率化が図られ、業務の代替率が10%を超えました。
これには、従業員のデジタルスキルを高めるプログラムや、AI基盤の強化が伴っており、DX道場では2025年までに5,100名以上が講座を受講しています。
嗜好AIの導入
さらに、キリンは嗜好AI「FJWLA」を開発し、消費者の嗜好を的確に分析する取り組みを進めています。これにより、商品開発、特に「晴れ風」のリニューアルに向けて、ビールの成分や味の改善点を視覚化して支援しています。
このような取り組みは、キリンが目指す「人がやらなくてよい仕事をゼロにする」和「人と共に価値を生み出す仕事を加速させる」という2つの軸によって推進されています。
未来へのビジョン
キリングループは、デジタル技術を駆使して「食と健康」の新たな喜びを創造し、心豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。今後もDX銘柄としての選定を大いに活かし、その成果をさらに広げていくことでしょう。引き続き、企業としての成長とともに、社会への貢献にも力を入れていく姿勢が求められています。