新しい遠隔区民サービス
2026-03-31 12:49:52

ローカル5Gとアバター技術で実現する新しい遠隔区民サービスの実証

ローカル5Gとアバター技術による新たな遠隔区民サービス



2025年10月から12月にかけて、ANAホールディングスのスタートアップ、avatarin株式会社が実施した実証実験が注目を集めています。この実証は、東京都の「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業」のもと、ローカル5Gを利用した遠隔区民サービスの有効性を探るものでした。実験には、大田区や荒川区といった複数の地域が協力し、アバター技術を駆使した運用体制の構築を目指しました。

背景と目的



近年、自治体の窓口業務では人手不足や多国籍化が進み、住民サービスの持続可能性が危機に直面しています。そんな中、avatarinが開発したアバターロボット「newme」と、ローカル5Gの高度な通信技術を組み合わせることで、遠隔からでも住民に対して効果的なサービス提供ができるのではないかと期待されています。この取り組みは、流動的な社会における新しい行政手法の可能性を示しています。

実証実験の概要



実証は前期と後期の2フェーズに分けて行われました。前期(2025年10月20日~11月14日)では、大田区役所本庁舎と千束特別出張所の2ヶ所でアバターによるサービス提供が行われ、後期(11月17日~12月19日)には、荒川区役所本庁舎と大田区役所本庁舎を結ぶ形でさらに拡充されました。

この実証によって、各拠点でのオペレーターはアバターを操作し、現場でのサービス提供にあたりました。前期にはオペレーター1名に対して2台のnewmeを配置した体制、後期は2名のオペレーターで4台のアバターを運用するという形に進化させました。

実証結果



実験結果は、おおよそ1,470件のサービス提供を記録し、利用者による満足度は平均6.1点(7点満点)と高い評価を得ました。また、外国語での対応も行われ、国際色豊かな利用者からの高評価がありました。特に、アバターを通じて案内を受けた外国人の満足度は7点満点中7点という結果もあり、サービスの受容性が高いことが伺えます。

こうした遠隔サービスの実施により、利用者がロボット越しでも人と接することができ、安心感を得られることが利用者満足度に寄与しています。

今後の展望



本実証から得られた知見を基に、avatarinでは今後「ガバメントサービスAI」の開発を進める計画です。これにより、定型業務はAIが自動化し、対面での高いホスピタリティが求められる場合には人が対応するハイブリッドなサービスモデルを築くことを目指しています。

ローカル5Gとアバター技術がもたらす未来の行政サービスが、地域住民の生活の質を高める新たな工具となることが期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

会社情報

会社名
avatarin株式会社
住所
東京都中央区日本橋室町3-3-9日本橋アイティビル5階
電話番号
03-5542-1815

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。