GUGENとIHIの環境への挑戦
大阪府を拠点とする株式会社GUGENと東京都江東区に本社を置く株式会社IHIが、脱炭素社会の実現に向けた共同プロジェクトを発表しました。このプロジェクトでは、両社の技術を組み合わせ、炭素データの収集と環境価値の向上に取り組みます。
プロジェクトの目的
この共同プロジェクトは、IHIの持つILIPS環境価値管理プラットフォームとGUGENの製造現場におけるデータ収集技術を統合します。これにより、エネルギーのグリーン化やCO₂排出削減に対する顧客の活動を価値化し、デジタルな持続可能な価値連鎖モデルを構築することを目指します。
ILIPS環境価値管理プラットフォーム
IHIが開発したこのプラットフォームは、IoT基盤を利用して装置や設備からの稼働データを集め、そのデータを基にCO₂の排出量や削減量を算出するものです。特にブロックチェーン技術を活用することで、環境価値を可視化し、顧客が自社の脱炭素化を進める手助けをします。具体的には、以下の三つのサービスを提供しています。
1.
機器の稼働データやCO₂排出量の見える化
2.
CO₂排出量や削減量のトレーサビリティ管理
3.
CO₂削減量のカーボンクレジット化(J-クレジットの創出)
これらの機能を一つのソリューションで提供することで、顧客が抱える脱炭素化の課題を効果的に解決します。
GUGENの技術
GUGENは、PLC(プログラム可能論理コントローラ)などの制御機器を使用して、携帯回線とクラウドを活用する新しいデータ収集技術を提供しています。特に、「PUSHLOG」や「FALCONNECT」といったサービスを展開しており、簡単な設定での遠隔監視やデータ収集が可能です。これにより、カーボンニュートラルに向けた電力量の管理が多くのユーザーに支持されています。
CEATEC Japan 2022での実証実験
このプロジェクトの詳細は、2022年10月18日から21日まで幕張メッセで開催されるCEATEC Japan 2022のGUGENブースで紹介されます。参加企業の募集も進めており、サービス利用の実証実験を通じて、より多くの企業のカーボンニュートラルへの取り組みを支援します。
今後の展望
GUGENとIHIは、この取り組みを踏まえて、カーボンニュートラルに向けたさまざまなプロジェクトを協力して進めていく方針です。環境保全は企業の重要な課題であり、両社の技術を融合させることで、より効率的かつ効果的な解決策を提供します。脱炭素社会の実現は、一企業の努力だけでは成し遂げられない大きな目標ですが、GUGENとIHIの協力により、より実現可能な道が開かれることでしょう。
株式会社GUGENについて
GUGENの理念は「すべての人がすぐに使えるIoTを」実現することです。顧客に時間やコストをかけさせることなく、IoTの活用に専念してもらいたいと考えています。そのために、技術的な障壁を下げ、業務効率化を実現するアイデアの実現を支援しています。創業から数年で、多くの成功事例を積み重ね、製造業におけるIoTプラットフォームとしての地位を確立しています。
お問い合わせ
TEL: 06(6210)2226
E-mail:
[email protected]
HP:
GUGEN公式サイト
この取り組みが、脱炭素社会の実現に向けた大きな一歩となることを期待しましょう。