スタートアップ支援の新たなかたち
株式会社Fivot(東京都港区)が展開するデットファイナンス「Flex Capital」は、2025年5月に累計融資金額が100億円を達成しました。スタートアップのために特化した融資サービスとして注目を集めているこのプロダクトは、2021年2月のサービス開始以来、急速に成長を遂げています。
スタートアップのニーズに応えるFlex Capital
「Flex Capital」は、テクノロジーとデータ解析を駆使し、従来の融資方法では難しいスタートアップへの融資を実現しています。特に、同社のモットーである「データで深く、AIで速く」に基づく審査モデルが高い評価を受けており、迅速かつ精度の高いリスク判断を行うことができるのです。このユニークなアプローチにより、スタートアップ企業は成長のための資金をスピーディーに手に入れることが可能になりました。
特徴的なサービス内容
Flex Capitalのサービスの特徴は、まず、担保や保証を必要としない点です。経営者保証を含めて、資金を調達する際のハードルを低くすることで、挑戦する起業家を支援しています。また、新株予約権などのエクイティ要素を排除しているため、既存の株主の持分を希薄化しません。
さらに、スタートアップ特有の成長性や事業性を重視した柔軟な審査基準を設けており、過去の実績にとらわれない評価を行います。この結果、融資の審査結果は最短で10営業日以内に通知され、迅速な資金繰りが可能となります。例えば、必要なデータ提出は最少の手間で完了し、必要に応じてスピーディーに審査を行なっています。
幅広いプロダクトラインナップ
Fivotは、ベンチャーデットやRBF(Revenue Based Finance)に加えて、日々の資金繰りをサポートする請求書立替払いサービス「Flex Capital Invoice」も提供しています。これにより、企業の成長ステージや特性を考慮し、融資ニーズに柔軟に対応しています。今回の累計融資金額100億円突破は、多くの企業からの支持を受けた結果です。
今後の展望
Fivotは、さらなる精度の高い審査モデルを構築し、より多くの成長企業を支援していくことを目指しています。その活動は、日本社会と経済の発展に寄与することにもつながります。事業責任者の太田拓人氏は「Flex Capitalの支援を受けて成長する企業が増えることを期待している」と語っています。
最先端の技術で資金供給のあり方を変革しつつあるFivotは、スタートアップにとっての貴重なパートナーとして今後も注目されるでしょう。
会社概要
株式会社Fivotは、2019年に設立され、スタートアップ支援を通じて新たなお金の流れを創造するチャレンジャーバンクを目指しています。限られた時間と流動性を持つスタートアップ企業に向けて、最適な資金支援を行い、成長を加速させるリーダーとしての役割を果たしています。関連情報は公式サイトにて確認可能です。