Silex Microsystemsが株式買収を完了
スウェーデン・ヤルファラに本社を持つSilex MicrosystemsABは、2025年6月13日に実施した株式買収が無事に完了したことを発表しました。これは、スウェーデンが過半数の株式を所有する新しい体制となり、Bure EquityやCreadesを中心とした投資コンソーシアムが主要な株主に加わることを意味します。
新体制により実現する成長加速
この株式買収は、Silex Microsystemsにとって新たな成長の起点となります。CEOでもあり創業者のエドヴァルド・カルヴェステンは、新たな株主がスウェーデンで著名な投資家であることを歓迎し、産業知見とハイテク企業の成長に向けた経験が会社の発展に役立つと自信を見せています。スウェーデンによる過半数の支配権が確立されたことで、同社は事業の柔軟性を高め、新しい成長機会を開拓していく計画です。
MEMS市場のトレンドに応じた技術力
Silex Microsystemsは、AIや5G、IoT、自動運転などの分野で活用されるMEMS技術の世界的リーダーであり、最先端の製造技術を駆使しています。製造拠点はストックホルム郊外のヤルファラにあり、多くのグローバルなテクノロジー企業とパートナーシップを結び、高性能なマイクロチップを提供しています。特に2015年以降、年平均成長率(CAGR)17%を記録し、2024年には売上高1.27億ドルを見込んでいます。
構造の再編成と株式の所有割合
今回の取引では、コンソーシアムと経営陣が全体の約55%の株式を保持し、前の主要株主であるSai Microelectronicsは約45%の少数株主として事業に関与します。また、同社の負債額は5.75億ドルに達していることも注目されています。
Silex MicrosystemsABとは
25年以上の歴史を持つSilex Microsystemsは、400人以上の従業員を擁し、医療技術や自動運転車など多岐にわたる業界で活用されるMEMS技術を提供しています。このたび、株式の再編成によってさらなる成長を期し、技術力と専門知識を強化し続けています。
協同インターナショナルとの協力
日本においては、株式会社協同インターナショナルがSilex Microsystemsの正規代理店として活躍しており、電子・MEMS分野における試作から量産までの提供を通じて、日本企業の成長をサポートしています。同社は、幅広い異業種を専門にした価値創造に取り組む企業で、安全で高品質な製品開発を支援しています。
会社概要
- - 会社名:株式会社 協同インターナショナル
- - 所在地:川崎市宮前区宮崎2-10-9
- - 代表者:池田謙伸
- - 設立:1970年10月1日
- - URL: www.kyodo-inc.co.jp
- - 事業内容:半導体薄膜材料、受託加工サービス、輸入・製造・販売
お問い合わせ先
これからのSilex Microsystemsの展開に、国内外からの注目が集まることでしょう。