ベトナム・ビンズン新都市で新たな居住空間が誕生

2024年10月、ベトナム・ビンズン新都市で新たな高品質な生活空間が誕生します。東急株式会社とNTT都市開発が共同で開発した分譲マンション「MIDORI PARK The GLORY」は、地上24階建て、総戸数992戸を有し、引き渡しが2025年1月から始まります。このプロジェクトは、ビンズン省に位置する「MIDORI PARK」という自然豊かな開発エリア内にあります。特にアッパーミドル層をターゲットにした「家族とゆとりのある時間を過ごしたい」というコンセプトのもと、居心地のよい住環境が整えられています。

この新しいマンションは、2ベッドルームを中心に設計されており、家族向けに使いやすい間取りを実現しています。共用施設には、50メートルのインフィニティプールや、クラウドWi-Fi完備のコワーキングスペース、テニスコート、キッズルームなど、家族で楽しめる設備が充実。さらに、1階には飲食テナントも誘致され、利便性の高い住環境が期待されています。そのほか、バス停の移設も進められ、交通の利便性も高まる予定です。

ビンズン省は、ホーチミン市の北に位置し、ベトナムで外国直接投資（FDI）において3番目の実績を誇る地域です。人口は280万人に達し、ビンズン新都市には多くの外国企業の工場が開設され、さらなる人口増加が見込まれています。このような背景から、東急およびべカメックス東急は、2012年からビンズン新都市での「東急ガーデンシティ」プロジェクトを進めています。このプロジェクトでは、住宅だけでなく商業施設、学校、医療機関の誘致など、多岐に渡る開発が進められており、地域の活性化にも寄与しています。

これまでに5つの住宅街区が竣工し、商業施設も多数開業しています。例えば、「HIKARI」や「MIDORI PARK SQUARE」といった商業施設では飲食店やカフェが集まり、地域の住民に便利なサービスを提供しています。さらに、路線バスの運行による交通網の整備や、各種イベントの実施により、ビンズン新都市内のにぎわい創出にも力を入れているのです。

NTT都市開発は、今回のプロジェクトにおいても、ICTを活用した先進的な街づくりの具現化に取り組んでいます。NTTグループのリソースを活かし、高品質な通信環境の提供を目指すことで、住民の利便性を向上させる施策が展開される予定です。また、今後もベトナム国内での事業拡大を目指しているため、地域社会との共生を重視した取り組みが期待されます。

このように「MIDORI PARK The GLORY」の竣工は、ビンズン新都市のさらなる発展に寄与するとともに、高品質な生活空間を提供する一助となることが期待されています。今後も続々と新たな居住空間や商業施設の開発が進むことで、ビンズン新都市は多くの人々にとって魅力的なエリアとなっていくでしょう。