日本テレビが採用したウェイズジャパンの電子出版サービス
株式会社ウェイズジャパン(東京・新宿区)の開発した電子出版サービスが日本テレビに採用され、話題を呼んでいます。このサービスは、ウェイズジャパンが独自に開発したHYPERZOOM®(ハイパーズーム)技術に基づいています。この技術は、プリントメディアの特性を生かしながらも、インターネット上での使いやすさと読みやすさを追求することを目的としています。
HYPERZOOMの特徴
HYPERZOOM技術は、オンライン・パブリッシングの新しい形を提供するものです。ユーザーは、ページをめくる感覚でコンテンツを楽しむことができ、従来の印刷物の良さをそのまま再現しています。また、コンテンツ保護機能も充実しており、制作した内容を安心して公開できる点が特徴です。
ドラマ『バンビ~ノ!』とのコラボレーション
この技術が活用される場面として、松本潤が主演する連続ドラマ『バンビ~ノ!』の公式サイトがあります。このドラマは、「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載中のせきやてつじ氏の漫画が原作で、4月から放送がスタートしました。日本テレビは、放送前の1月29日から、原作漫画の第1話をHYPERZOOMを用いて無料で読むことができるサービスを提供し、話題となっています。
ドラマの公式サイト(
こちら)では、ストーリーやキャラクターの背景を知ることができ、視聴者がより作品に入り込めるような工夫が凝らされています。特に、HYPERZOOMを使用したこの試みは、国内放送業界において前例のないものとして注目されています。
日本テレビのコメント
日本テレビの宣伝担当者は「HYPERZOOMは使いやすさや導入のしやすさ、さらにコンテンツ保護機能の充実さが非常に理想的」と評価し、「この試みは新しいメディア表現の可能性を示すことができた」とコメントしています。彼らは、視聴者にとってのメリットが高いサービスを提供できたことに自信を持っています。
ウェイズジャパンの取り組み
ウェイズジャパンの代表取締役であるアラム・サルキシャン氏も、ハイパーズーム技術が「印刷物では実現不可能なリッチな体験を提供すること」を目指したと述べています。将来的に、この技術が多くのメディアで活用されることによって、広告や番組宣伝に新しい道が開かれるのではないでしょうか。
会社情報
株式会社ウェイズジャパンは2001年に設立され、出版、新聞、放送のメディア企業向けに独自のソフトウェアソリューションを提供してきました。特にコンテンツ管理や配信、電子出版に特化した技術開発を行っており、その中核をなすのがHYPERZOOMです。この技術を用いることで、印刷物の表現力を損なうことなく、マルチメディアを組み合わせた新しい形のコンテンツ作りを実現しています。
今回の日本テレビとのコラボレーションは、今後のメディア活用の取り組みとしても注目される事例となるでしょう。ウェイズジャパンの技術がさらに広がり、多くの視聴者に新しい体験を提供することが期待されます。