データワイズが新たに「周遊ルート分析機能」を追加
人流分析のパイオニアである株式会社データワイズが、訪日外国人向けのサービス「Datawise Area Marketer インバウンド版」に新機能「周遊ルート分析機能」を追加しました。この機能の導入により、訪日外国人がどの地域をどのような順序で訪れるのかを詳細に把握できるようになり、観光戦略の大きな助けとなるでしょう。
周遊ルート分析機能の概要
新機能では、特定の期間内に訪日外国人が任意の都道府県や市区町村をどのように周遊しているのかを分析し、利用されるルートをランキング形式で表示します。例えば、2024年11月に東京都を訪れる外国人が他にどの地域を訪れたか、その順序と国籍による内訳を知ることができます。この機能は主に自治体の担当者にとって、他自治体との連携やキャンペーンの計画に役立ちます。
機能の特徴
1. 絞り込み分析
訪日外国人の移動に関して、「通過」「滞在」「宿泊」の3つのカテゴリーに分けてデータを分析できます。たとえば、2024年11月に東京都に宿泊した外国人が、他にどの都道府県に宿泊したのかや、どの地方で長時間滞在したのかを把握することが可能です。
2. 複数地域の訪問者数計測
指定した地域に対する訪問者の動きを色分けして表示でき、どのルートがどれほど訪問者に利用されているかを視覚的に把握できます。例として、東京都に宿泊した訪日外国人の中で、大阪府や京都府にも宿泊した人数を把握することが可能です。
3. 結果のレポート化
周遊ルート分析の結果は、グラフ形式でPDF化やExcelダウンロードができ、データを共有しやすくなっています。これにより、上位の20ルートや100ルートに関するローデータを簡単に取得できます。
Datawise Area Marketer インバウンド版とは
データワイズが展開する「Datawise Area Marketer インバウンド版」は、NTTドコモのGPSデータを活用し、訪日外国人の行動を分析します。このプラットフォームは、観光分析に特化しており、すぐに利用を開始できる便利なツールです。周遊率分析や入出国空港分析など、独自の機能を多数搭載しており、訪日外国人観光客の動向を迅速に把握することができます。
株式会社データワイズについて
データワイズは、東京都港区に本社を置く人流分析の専業企業で、NTTドコモグループに所属しています。社内で取り扱うデータは多岐にわたり、都市開発や観光戦略などさまざまな分野での調査、分析に寄与しています。会社の設立は2019年で、今後もさらなる成長と革新が期待されます。
データワイズによる今回の機能追加は、訪日外国人の行動分析に新たな視点をもたらし、インバウンド市場における効果的な施策展開を後押しすることでしょう。今後どのようにこの機能が観光業に影響を与えるのか、大いに注目されます。
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