Web攻撃の新機能
2025-05-07 11:33:35

新機能『ボット検知機能』登場!Webサイトのアクセス状況を可視化するLoggol

Loggolの新機能「ボット検知機能」について



2025年5月7日、株式会社ビットフォレストがWeb攻撃ログ分析ツールLoggolに新機能「ボット検知機能」を追加しました。この新機能は、Webサイトにおけるボットのアクセス状況を可視化し、悪意あるボットや不要なクローラーからのアクセス実態を把握することを可能にします。その結果、ユーザーはセキュリティ対策の強化やログ調査の効率化、さらには不要なシステム負荷の回避に寄与する運用コストの最適化にもつながります。

ボットアクセスの実態を可視化



Loggolの「ボット検知機能」実装に先立ち、ビットフォレストは複数のWebサイトのアクセスログを分析しました。その結果、多くのWebサイトにおいてボットのアクセスが想定以上に多いことが示されました。22サイトのアクセスログを分析した結果、最もボットの割合が高かった「Site15」では全アクセスの87%がボットによるものでした。また、全体の25%に相当する約6サイトではボットのアクセスが50%を超えていることが確認されました。これにより、特定のWebサイトでは通常のユーザーアクセスを上回るボットの存在が明らかになりました。

分析結果はさらに詳細です。「Site10」では全IPアドレスの半数以上がボットによるものであり、これもまた驚くべき結果となりました。ボットは通常、特定のサイトに多くのアクセスを行う傾向があり、一部のボットが非常に高頻度でアクセスを行っていることが推測されます。この分析からも分かるように、ボットの存在はサイトにとって頭の痛い問題であることが理解できます。

ボットによる影響と運用上の課題



ボットによるアクセスは、その目的によってWebサイトに与える影響が異なります。特にクラウド環境における従量課金制のインフラを利用している場合、意図しないボットによるアクセスは通信量や処理コストを引き起こし、結果的にビジネス上のコスト増加につながる危険性があります。特に、アクセス数をあまり想定していない小規模なWebシステムやテスト環境では、ボットによる想定外のアクセスが原因でサーバが不安定になることも少なくありません。

情報収集型のボットは特に注意が必要で、ウェブサイトのコンテンツに対して多くのアクセスを行うため、システムの負荷を高める要因になります。これを防ぐためには、IPアドレスを単位としたブロックやファイアウォール設定などが効果的です。Loggolではボットとして判定されたIPアドレスを特定することができ、特定地域やISPに関連するアドレスを除外するなど、運用に即した対応が可能です。

Loggolの利用方法とメリット



Loggolの「ボット検知機能」は、アクセスログを単にアップロードするだけでボットの動向を可視化することができます。特別な設定やスクリプトの導入は一切不要で、ログをアップロードし、分析ボタンを押すだけで利用できます。分析結果では、ボットと判定されたIPアドレスや各IPからのアクセス情報が自動的に抽出され、代表的な例を表示します。これにより、実務でも扱いやすさを考慮した見やすい構成となっています。

また、Loggolは既存のWebサーバやアプリケーションに変更を加えることなく動作するため、導入しやすい点が大きな魅力です。「自社サイトにどの程度のボットがアクセスしているのか?」という疑問に対し、最小限の作業で答えを提供します。

無料トライアルの実施



現在、Loggolでは14日間の無料トライアルを提供中です。利用を希望される方は、公式サイトからサインアップを行ってください。ただし、無料トライアルおよびベーシックプランでは「ボット検知機能」はご利用いただけませんので、ご注意ください。サイトでは「ボット検知機能」について詳しい解説も掲載されていますので、ぜひ確認してみてください。

会社概要



株式会社ビットフォレストは、Webアプリケーションセキュリティ製品を専門に開発・販売している企業です。東京本社と福岡オフィスを構えており、設立は2002年2月です。公式ウェブサイトでは、Loggolや他製品の情報を詳しく紹介しています。ビットフォレストの新機能を活用して、皆さんのWebサイトの安全性を高めましょう!



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会社情報

会社名
株式会社ビットフォレスト
住所
東京都千代田区神田錦町1-17-5Daiwa神田橋ビル 8F
電話番号
03-5577-2032

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