画期的な竪型熱処理設備を開発
電気興業株式会社(以下「電気興業」)は、革新的な竪型熱処理設備を発表しました。
本設備は、加工品と加熱コイルを同時に移動させる「デュアルシフト方式」を採用しており、機械全高を約35%低減、動作後の復帰時間を約半分に短縮することに成功しました。
新しいアプローチによる効率化
この新設備の導入により、自動車のドライブシャフトなどの長尺部品に対する熱処理を迅速に試作できるようになります。この技術は、工程の量産化に向けた条件検討や評価を加速させるサポートを提供します。現在、特許が申請中で、製品化に向けた準備も進められています。
デュアルシフト方式の利点
主要な特長として、デュアルシフト方式により、移動の同時化が可能になりました。これにより、高さを抑えた設計が実現され、輸送時の制約が大幅に減少しました。例えば、大型のトレーラー輸送を必要としない運用が可能となり、機械を水平に寝かせる作業も不要になります。低い天井の工場にも設置しやすく、環境に応じた導入が容易です。
具体的な性能仕様
- - 機械サイズ:D 1700mm × W 1300mm × H 2800mm
- - 取付ワーク:径 Φ15~250mm、長さ 100~1000mm、最大重量 ~50kg
- - 加工範囲:最大 900mm(コイルやジャケットの形状に依存)
また、動作ストロークは往復台500mm、コイル500mmの合計1000mmとし、送り速度は往復台とコイル共に250mm/s、相対速度は500mm/sです。
東海熱処理研究センターの役割
この新設備は、愛知県岡崎市にある「東海熱処理研究センター」に試作機として導入されました。ここでは、約1,130㎡の敷地に鉄骨造の建物が設けられ、最新の技術を駆使した研究開発が行われています。センターの貢献により、東海地区の顧客への開発や量産化を一層支援する方針です。
お問い合わせ先
電気興業株式会社の経営企画部において、より詳細な情報が提供されています。公式ウェブサイトも訪問して、最新情報をチェックしてみてください。お問い合わせは以下の通りです。
この竪型熱処理設備の導入を通じて、電気興業は製品の品質向上とコスト削減を実現し、製造業界全体の進化に貢献していくことでしょう。