ARとモーションキャプチャーが織りなす新感覚エンタメ「バーチャライブシアター」

新たなエンタメの幕開け、その名も「バーチャライブシアター」

近年、テクノロジーの進化がエンターテインメントの形を大きく変えつつありますが、中でも注目を集めているのが、株式会社スピードと株式会社活劇座のコラボレーションによって生み出された「バーチャライブシアター」です。このプロジェクトは、モーションキャプチャーと3DCG、さらにAR技術を組み合わせた全く新しいパフォーマンスショーであり、これまでにない体験を提供することを目指しています。

公開イベントは、モーションキャプチャーが行われている現場の見学からはじまりました。参加者は、モーキャプアクターがディレクターの指示に従い、その場でアクションや殺陣を組み立てていく様子を目の当たりにしました。このライブ感あふれる体験に、観客はワクワクしながら歓声を上げました。このように、観客が参加できる要素が盛り込まれたことで、より一層没入感が高まりました。

演出を担う株式会社スピードの森田淳也氏は、プロジェクトの魅力を語ります。「私たちの目指すのは、モーキャプアクターのリアルな演技とデジタル技術を融合させ、体感できるエンターテイメントを作ることです。日本独自のアクションは、世界の観客を驚かせるでしょう」。これには、参加者の多くも大いに共感し、実際にそのパフォーマンスを楽しんでいました。

ARとの融合

舞台上のモーキャプアクターが発するアクションは、リアルタイムで3DCGキャラクターに反映され、AR技術によって観客の目の前にキャラクターが現れます。この一体感が、このパフォーマンスの最大の魅力です。音響やエフェクトもリアルタイムでシンクロし、観客は目の前の空間に広がる幻想的な世界に引き込まれました。

特に日本独特のアクションが取り入れられているため、普段映画やゲームで見ることのない迫力を味わえました。また、モーションキャプチャーの開始前に行われるTポーズや、コミカルな演出も盛り込まれており、客席には笑い声も響き渡っていました。

未来への展望

「モーキャプアクターに光を当てたい」と語るのは、株式会社活劇座の古賀亘氏。「日本のモーキャプアクターのリアルなアクションは、他国にはない独自のものです。こうしたショーを通じて、新しいエンターテインメントを世界に発信したい」と今後の展望を語っています。イベントを通じて、未来のクリエイターたちの育成にも力を入れていく意向を示しました。

このように、「バーチャライブシアター」は新たな形のエンターテインメントを提供するだけでなく、モーキャプアクターという職業の認知度を向上させることにも寄与しようとしているのです。

今後、オリジナル作品や既存コンテンツを基したショーが展開される予定であり、これからの展開に期待が寄せられています。また、このプロジェクトでは共に創作できるクリエイターや企業を募集しており、エンターテインメント界の新たなスタンダードを目指しています。公式X（旧Twitter）にて最新情報を更新中ですので、ぜひチェックしてみてください。

「バーチャライブシアター」は、2025年11月30日（日）に公開予定です。この新感覚のパフォーマンスに乞うご期待！