SYNC MUSIC JAPAN
2017-03-21 10:30:02

日本の音楽権利情報を一元化した「SYNC MUSIC JAPAN DATABASE」の詳細

日本の音楽権利情報を集約する「SYNC MUSIC JAPAN DATABASE」



近年、海外への日本の音楽コンテンツの流通が注目される中、映像産業振興機構(VIPO)が推進する新たなプロジェクト「SYNC MUSIC JAPAN DATABASE」が立ち上がりました。このデータベースプロジェクトは、日本の音楽関連の権利情報を一元化し、海外展開を容易にすることを目指しています。

プロジェクトの背景と目的



「SYNC MUSIC JAPAN DATABASE」は、経済産業省の補正予算を受けた「地域発コンテンツ海外流通基盤整備事業」の一環として、「JACCサーチ」と名付けられたプロジェクトから派生しました。「JACCサーチ」は、映画やテレビ番組、アニメ、キャラクター、音楽、ゲームなど、多様なコンテンツのジャンルのデータベースを統合し、著作権に関する情報を検索可能なシステムを構築することを目的としています。

音楽部門を担当するのは、一般社団法人融合研究所内のSYNC MUSIC JAPAN運営事務局。彼らはアーティスト情報や権利者情報を集約し、その情報を元にデータベースを構築しています。また、システム開発に関しても、彼らのパートナーシップのもとで進められており、今後はこのデータベースを活用して海外ビジネスの推進を図っていく計画です。

データベースの特徴と提供する情報



「SYNC MUSIC JAPAN DATABASE」には、2200組以上のアーティスト情報が収録されています。このデータベースは、レコード会社やレーベルの枠を越えた情報を一つのプラットフォームにまとめており、ユーザーはコンテンツに関する基本情報や権利者窓口の情報を簡単に検索することができます。

さらに、このプロジェクトは日本語と英語の両方で情報を提供しており、閲覧者は自国の言語に応じて情報を切り替えて利用できます。これにより、国際市場での利便性が向上し、より多くの海外のファンやビジネスパートナーと繋がる可能性が広がっています。

開発手法と実進行の流れ



プロジェクトは、実践的な「プロトタイプモデル」に基づいて進められており、ユーザーとの良好なコミュニケーションが促進されています。また、アジャイル開発手法を採用することで、開発の速度を速め、柔軟性を維持しながら短期間でのローンチが可能になっています。このような取り組みは、コスト削減にも貢献しており、迅速な製品提供を実現しているのです。

音楽ビジネスの新たな可能性



「SYNC MUSIC JAPAN DATABASE」の立ち上げにより、日本の音楽コンテンツの世界的な流通が加速することが期待されます。音楽ビジネスにおける新たな可能性が広がり、アーティストや権利者にとっても、より良い機会が生まれることでしょう。これにより、日本の音楽が国境を越えて広がり、多くの人々に親しまれることが目指されています。

国内外の音楽ファンやビジネス関係者にとって、非常に価値のあるリソースとなる「SYNC MUSIC JAPAN DATABASE」。今後の展開に目が離せません。

会社情報

会社名
スパイスファクトリー株式会社
住所
東京都港区台場2丁目3−1トレードピアお台場20F南
電話番号
03-6667-0387

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