中学生向けICT×金融教育プログラムの実施
株式会社ZUUは、2024年11月に東京都教育委員会が主催する「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」の一環として、神津中学校の中学生51名に向けた特別な教育プログラムを提供しました。このプログラムは、ICTを活用し、投資や企業の役割について深く学ぶことを目的としています。
投資の重要性を理解する時代
近年、「老後2000万円問題」などが社会の注目を集め、日本における金融教育の必要性が高まっています。特に2022年4月から成人年齢が引き下げられたことも影響し、若い世代における金銭や投資に関する知識は欠かせないものとなっています。ZUUでは、持続的な挑戦を可能にするため、機会格差を解消することを目標に金融教育に取り組んでいます。
プログラムの内容
今回のプログラム『「投資」ってなに?会社の役割を知って、投資を学ぼう!』では、以下のような内容が展開されました。
1.
投資の基礎
生徒たちは、投資とは何か、何に投資すれば良いのかを学ぶことからスタートします。
2.
企業の目的と役割
身近な商品やサービスを提供する企業の目的や役割について、動画を交えながら考察します。
3.
擬似投資体験
チームを組んで実際に企業を調査し、プレゼンテーションを行い、投資を募るという体験を通じ、生徒たちは投資の魅力に触れます。
結果に見る生徒たちの反応
授業を受けた生徒たちへのアンケートでは、75%が企業の目的や役割を理解できたと回答しました。授業前に理解できていたという生徒はわずか20%でしたが、授業後は「ある程度あてはまる」が25%、「かなりあてはまる」が40%、「よくあてはまる」が35%と、進展が見られました。
また、授業後には70%の生徒が「今後投資をやってみたい」と前向きな意見を寄せています。これは、実際の体験を通じて彼らが得たという自信の表れです。
生徒たちのコメントからは、投資についてのイメージが変わり、会社のPRや商品作りに関わる多くの人々がいることを学んだとの声が多く、将来的に投資をしてみたいとの希望を示しています。
神津中学校とその魅力
神津島に位置する神津中学校は、美しい自然環境に恵まれた地域です。東京都心から180キロ以上南西にあり、アクセスは船や飛行機を利用することができる東京の離島です。このような環境で学ぶ生徒たちにとって、金融教育は非常に貴重な体験となります。
株式会社ZUUについて
ZUUは2013年に設立され、フィンテックを中心にさまざまな事業を展開しています。金融メディアプラットフォーム『ZUU online』をはじめ、資産運用コンサルティングやM&Aアドバイザリー事業など、多岐にわたるサービスを展開しています。
今回のプログラムは、今後の日本の金融教育の在り方に寄与する一歩となるでしょう。金融に関する知識を深めることで、若い世代が経済に対してより良い理解を持つことが期待されます。