BionicM株式会社の挑戦
BionicM株式会社は、独自の技術を駆使した「パワード義足」を発表するため、国際義肢装具協会の会議であるISPO2019に出展します。このイベントは、義肢装具の技術向上や教育の普及を目指しており、2019年には神戸で開催される主要な国際学術会議です。約70カ国から5000人以上が参加予定で、多様な技術と知見が世界中から集まります。
「パワード義足」とは
BionicMが発表する「パワード義足」は、従来の義足に動力を付加し、利用者の動作を支援する革新的なデバイスです。この製品は、2015年から東京大学で行われた研究を基に開発され、多様なセンサーによって姿勢や動作を認識し、生体工学に基づいた制御を行います。
パワード膝継手とパワード足部
出展されるのは、パワード膝継手とパワード足部の二つの主要コンポーネントです。これにより、義足利用者はモビリティの向上を体感できると同時に、高い安全性を保ちながらも自然な歩行が可能となります。特に、ロボット工学の技術がこの新しい義足に組み込まれていることが大きな特徴です。
重要な出展情報
展示会・展示内容
- - 名称: ISPO2019展示会(介護・医療ロボット見本市)
- - 会期: 2019年10月5日(土)~8日(火)
- - 会場: 神戸コンベンションセンター(神戸国際展示場)2号館1階 C01
公式の詳細は
こちらで確認可能です。
BionicM株式会社の背景
BionicMは2018年に設立され、創業者の孫小軍氏はヒューマノイドロボット技術の専門家です。彼は、すべての人々のモビリティ向上を使命とし、ロボティクスと身体を融合させたモビリティデバイスの研究とビジネス展開を行っています。この企業の目標は、障害を持つ人々の生活をより豊かにすることにあります。
受賞歴と技術の評価
BionicMの技術は、SXSW(South by Southwest)で Interactive Innovation Award を受賞し、さらに国内最高の技術を表彰するジェームズダイソンアワードでも評価されるなど、多くの注目を集めています。これらの受賞は、同社が開発する製品の革新性と将来性を示しています。
会社概要
- - 設立: 2018年12月21日
- - 代表者: 孫小軍
- - 事業内容: ロボティクスと身体を融合し、モビリティデバイスの研究・開発
- - 本社: 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟207室
- - URL: www.bionicm.com
このプロジェクトは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの助成を受けた成果です。
BionicM株式会社は、未来の神経信号を感じるテクノロジーを実現し、人々の新しい可能性を拓く話題の企業として注目を集めています。