豊橋の味覚を代表するいちご大福の魅力
愛知県の豊橋市に位置する老舗和菓子店・お亀堂は、日本の地方産業を支える「地産地消」の理念を大切にし、今年も地元で栽培されたいちごを使用した新作「いちご大福」を12月1日から発売しました。この商品は、愛知県三河地域で愛され続けている伝統的な和菓子で、地元の生産者たちと協力して作られています。
地元産いちごを使用する理由
お亀堂が地元産いちごにこだわる理由は、ただ単に地域の特産品を使いたいという思いだけではありません。今年は秋の高温が影響し、豊橋地域でもいちごの成長が遅れているという話を耳にしました。お亀堂は、地域の農家が直面する困難を理解し、それに対して積極的にサポートする姿勢を持っています。その想いこそが、このいちご大福の背後にある原動力です。
こだわり抜いたいちごの栽培
お亀堂のいちご大福には、豊橋産のいちごが使用されていますが、そのいちごの栽培には特別なこだわりがあります。
- - 農薬使用の最小化: 特にハチを使っての受粉を行うことで、農薬を極限まで減らし、健康で安心ないちごを育てています。ハチが働きやすい環境を保つことが重要です。
- - 環境制御技術の導入: 温度や水分の管理をデータで行う独自のシステムを導入しており、これにより均一で高品質ないちごが安定して収穫されています。
- - 寒暖差を活かした育成: 日中と夜間の温度差を生み出し、いちごの甘さと旨みを凝縮させるための手間を惜しまず、甘くて美味しいいちごを育てています。
いちご大福の人気の理由
お亀堂のいちご大福は毎年多くの人々に愛されています。その理由の一つは、産地直送の特別ないちごを使っているからです。この特別ないちごは、他の職人さんたちからも注目され、発売と同時に飛ぶように売れていきます。
さらに、お亀堂のいちご大福は、2種類が用意されています:
1.
つぶあん: 北海道襟裳産の小豆を使用し、独自の製法で作られたつぶあんは、スッキリとした甘さでいちごとの相性が抜群です。
2.
特製練乳ミルクあん: 白あんの風味を活かしつつ、濃厚な練乳をブレンドした特製ミルクあん。いちごの酸味を引き立てながら、まろやかで後味が良いのが特徴です。
今後の展望
お亀堂は、今後も地域の農業を支えるために、正規品だけでなく規格外品の活用を進めると共に、「地産地消の魅力」を広めていく方針です。地元の農産物に関わることで、地域の経済を巡らせる役割も重視しています。
お亀堂の歴史
お亀堂は、1950年に創業し、75年以上にわたって愛され続けてきました。「素材に誠実であること」「手間を惜しまないこと」「地域とともに歩むこと」をモットーとし、現代の感性に合った和菓子づくりを心掛けています。これからも、地域の資源を大切にし、新しい挑戦を続けていくことで、さらなる成長を目指すでしょう。
【商品情報】
- - 商品名: いちご大福
- - 価格: 420円(税込)
- - 販売場所: お亀堂直営店